学習目安 | 小: A | 中: A | 高: B

根毛

根毛

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 根の先端付近にある、表皮細胞が細長く突出した一細胞の毛状構造。
  • 根全体の表面積を飛躍的に広げることで、土壌中の水分や養分を効率よく吸収する役割を担う。
  • 土壌粒子に密着することで、植物体を地面にしっかりと固定する支持機能も補完している。

解説

根の先端部分は、植物の成長と生命維持に不可欠な複数の組織で構成されています。最先端には細胞分裂が盛んな「成長点」があり、その外側を「根冠(こんかん)」という保護組織が帽子のように包み込んでいます。根毛はこの成長点の少し上部にある「成熟帯」と呼ばれる領域に密集して形成されます。

根毛の最大の特徴は、根の表面積を大幅に拡大させる点にあります。これにより、土壌の微細な隙間に存在する水分や、そこに溶け込んだ肥料成分(窒素、リン酸、カリウムなど)を効率的に吸収することが可能になります。吸収された水分は、根の内部にある道管を通って茎や葉へと運ばれ、光合成蒸散といった植物の主要な生命活動に利用されます。

コラム

根毛は非常に繊細な組織であり、その寿命は数日から数週間程度と短く、根の伸長に伴って先端側で新しく作られ、古いものは消失していきます。また、植物を植え替える際に「根を傷つけないように」と言われるのは、この根毛が壊れると水分の吸収能力が極端に低下し、植物がしおれてしまう「植え傷み」を引き起こすためです。単子葉類ひげ根)と双子葉類主根側根)のいずれの形態においても、根毛による吸収の仕組みは共通しています。

小学生のみなさんへ

根毛(こんもう)は、植物の根のさきの方にある、細い毛のようなものです。これは1つの細胞(さいぼう)が細長くのびたもので、根が土とふれる面積を広くしています。そうすることで、土の中にある水や栄養をたくさん、効率よくすいこむことができるようになっています。単子葉類(たんしようるい)のイネや、双子葉類(そうしようるい)のアブラナなど、植物の種類によって根の形はちがいますが、どちらも根毛を使って生きていくために必要なものをとりこんでいます。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…