まとめ
- 食品に含まれるエネルギー(熱量)や、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量などの含有量を示した表示のこと。
- 理科の学習においては、物体が持つ化学エネルギーの指標や、熱量の移動を考える際の身近な例として扱われる。
- 高温の物体が失った熱量と低温の物体が得た熱量が等しくなる「熱量の保存」の概念と深く関連している。
解説
温度が異なる物質を混合した際、熱は高温の物体から低温の物体へと移動し、最終的に両者は同じ温度(熱平衡状態)に達する。この過程では、外部との熱の出入りを無視できる場合「高温の物体が失った熱量 = 低温の物体が得た熱量」という関係が成り立つ。これを「熱量の保存」と呼ぶ。
熱量の単位には主にジュール(J)が用いられるが、日常生活や栄養学の分野ではキロカロリー(kcal)も広く使われている。1kcalは水1kgの温度を1℃上げるのに必要な熱量に相当する。食品の「栄養成分表示」に記載されているエネルギー量は、その食品が体内で酸化(燃焼)した際に発生する熱量を示しており、私たちが生命を維持するためのエネルギー源を数値化したものである。
みなさんが食べているおかしやごはんの袋(ふくろ)を見ると、うしろの方に「栄養成分表示」という表がついていますね。ここには、その食べ物にどれくらいのエネルギーや、体をつくるもとになる成分が入っているかが書かれています。
エネルギーは「kcal(キロカロリー)」という単位で表されます。これは、車でいうガソリンのようなもので、私たちが走ったり、勉強したり、ねむっている間も体を動かし続けるために必要な力のことです。理科の勉強では、このエネルギーが熱(ねつ)としてどのように伝わるかを計算することもあります。
食べ物からとるエネルギーと、運動して使うエネルギーのバランスを考えることは、健康(けんこう)な体をつくるためにとても大切です。表を見て、自分がどれくらいのパワーを取り入れているのかチェックしてみましょう。
「1キロカロリー」は、1リットルの水の温度を1度上げるくらいのパワーがあります。ポテトチップス1袋が約500キロカロリーだとすると、お風呂の水を何十度も温められるくらいのすごいエネルギーが、あの1袋につまっているということですね!
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