プロパンガス

プロパンガス

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

プロパンガスLPガス有機化学燃料

解説

プロパンガスは、石油の精製過程や天然ガスから採取される気体燃料です。都市ガスの主成分であるメタン(CH4)と比較して、燃焼時の熱量が非常に高く、強い火力を得られることが大きな特徴です。常温常圧では気体ですが、比較的低い圧力液体になる性質(液化)を持つため、ガスボンベに充填して配管のない地域やキャンプ地、災害時の備蓄燃料として広く利用されています。

化学的には炭素と水素のみで構成されており、十分な酸素供給下で完全燃焼すると、二酸化炭素と水に分解されます。本来は無色無臭ですが、ガス漏れを早期に検知できるよう、メルカプタンなどの着臭剤によって特有の臭いが付けられています。空気の密度を1とした場合の比重は約1.5と重いため、漏洩時には床面などの低い場所に滞留する性質があります。そのため、ガス警報器は設置場所の低い位置に取り付けられます。

コラム

燃料の燃え方はその成分や状態によって異なります。プロパンガスやアルコールのように水素と炭素を含む燃料は、燃焼時に炎を上げて二酸化炭素と水を生成します。これに対し、木材を蒸し焼きにして作る「木炭」は、炭素が主成分の固体燃料です。木炭は加熱してもガスをほとんど出さないため、炎を上げずに赤く光りながら燃える「表面燃焼」という形態をとります。また、アルコールの燃焼反応は「アルコール + 酸素 → 二酸化炭素 + 水」という式で表され、プロパンガスと同様の生成物を持つことがわかります。

小学生のみなさんへ

プロパンガスは、お家でお料理をしたり、お風呂をわかしたりするときに使われるエネルギーです。ふだんは目に見えない「気体」ですが、強い力をかけてギュッと押しこむと「液体えきたい」になるという、おもしろい性質せいしつを持っています。そのため、重たい鉄のボンベに入れて、いろいろな場所に運ぶことができます。

プロパンガスが燃えると、たくさんの熱が出ます。このとき、空気の中にある酸素さんそと結びついて、二酸化炭素にさんかたんそと水に変わります。ガスが燃えているときに、冷たいコップを近づけると、コップがくもることがあります。これは、ガスが燃えて水蒸気すいじょうきができた証拠しょうこです。

プロパンガスは空気よりも重たいので、もしもガスがもれると、床の方にたまっていきます。そのため、ガスがもれたことを知らせる警報器けいほうきは、部屋の低いところに取りつけられています。

ルラスタコラム

プロパンガスは、本当はにおいがありません。でも、もしガスがもれたときに、鼻ですぐに気づけるように、わざと「くさいにおい」をつけているのです。みんなの安全を守るための大切な工夫なんですね。

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