まとめ
- 炭素原子3個と水素原子8個(C3H8)からなる、可燃性の飽和炭化水素(アルカン)の一種です。
- LPガス(液化石油ガス)の主成分であり、空気よりも重く、加圧することで容易に液化し運搬できる性質を持ちます。
- 燃焼によって酸素と反応し、二酸化炭素と水を発生させながら高い熱量を放出するエネルギー源です。
解説
プロパンガスは、石油の精製過程や天然ガスから採取される気体燃料です。都市ガスの主成分であるメタン(CH4)と比較して、燃焼時の熱量が非常に高く、強い火力を得られることが大きな特徴です。常温常圧では気体ですが、比較的低い圧力で液体になる性質(液化)を持つため、ガスボンベに充填して配管のない地域やキャンプ地、災害時の備蓄燃料として広く利用されています。
化学的には炭素と水素のみで構成されており、十分な酸素供給下で完全燃焼すると、二酸化炭素と水に分解されます。本来は無色無臭ですが、ガス漏れを早期に検知できるよう、メルカプタンなどの着臭剤によって特有の臭いが付けられています。空気の密度を1とした場合の比重は約1.5と重いため、漏洩時には床面などの低い場所に滞留する性質があります。そのため、ガス警報器は設置場所の低い位置に取り付けられます。
プロパンガスは、お家でお料理をしたり、お風呂をわかしたりするときに使われるエネルギーです。ふだんは目に見えない「気体」ですが、強い力をかけてギュッと押しこむと「液体」になるという、おもしろい性質を持っています。そのため、重たい鉄のボンベに入れて、いろいろな場所に運ぶことができます。
プロパンガスが燃えると、たくさんの熱が出ます。このとき、空気の中にある酸素と結びついて、二酸化炭素と水に変わります。ガスが燃えているときに、冷たいコップを近づけると、コップがくもることがあります。これは、ガスが燃えて水蒸気ができた証拠です。
プロパンガスは空気よりも重たいので、もしもガスがもれると、床の方にたまっていきます。そのため、ガスがもれたことを知らせる警報器は、部屋の低いところに取りつけられています。
プロパンガスは、本当はにおいがありません。でも、もしガスがもれたときに、鼻ですぐに気づけるように、わざと「くさいにおい」をつけているのです。みんなの安全を守るための大切な工夫なんですね。
記事の内容に誤りがありますか?
⚠️ 修正を提案する