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亜硫酸

亜硫酸

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

酸化硫黄が水に溶けると、その一部が水分子と反応して亜硫酸を生じます。この水溶液は特有の刺激臭を放ち、弱酸性を示します。実験室で二酸化硫黄を発生させる際は、硫黄を燃焼させるか、金属と濃硫酸を反応させる手法が一般的です。発生した気体空気よりも密度が大きいため、下方置換法を用いて捕集します。

亜硫酸の大きな化学的特徴は、その強力な還元作用にあります。この性質を利用して、色素を還元し脱色させる漂白作用が働きます。例えば、赤い花びらを二酸化硫黄の気体にさらすと、色素が破壊されて白く変化する現象が確認できます。工業的にも繊維や食品の漂白剤として応用されることがあります。

コラム

亜硫酸($H_2SO_3$)は非常に不安定な物質であり、加熱や放置によって容易に分解し、再び二酸化硫黄を放出します。また、空気中の酸素と反応して徐々に酸化が進むと、より強い酸である硫酸($H_2SO_4$)へと変化します。化石燃料の燃焼によって排出された二酸化硫黄が大気中で酸化され、雨水に溶け込むことで発生する酸性雨は、森林破壊や石造建築物の腐食を引き起こす重大な環境汚染源となります。

小学生のみなさんへ

亜硫酸ありゅうさんは、二酸化硫黄にさんかいおうというガスが水に溶けてできる、酸性の性質を持った液体です。このガスは、マッチをすったときのようなツンとしたにおいがするのが特徴です。

この液体には、物の色を白くする「漂白ひょうはく」という力があります。実験で赤い花をこのガスに近づけると、色が抜けて白くなる様子を観察することができます。また、このガスは空気よりも重いため、びんの底にためる「下方置換法」という方法で集めます。

私たちの生活では、石油石炭を燃やしたときに出るガスが雨に溶けて「酸性雨さんせいう」の原因になることもあります。これは森の木を枯らしたり、建物を傷めたりする環境問題の一つとして知られています。

ルラスタコラム

昔は工場の煙から出るガスが原因で、空気が汚れる「公害」が大きな問題になりました。しかし、今では技術が進み、ガスをきれいにしてから外に出す装置が使われているため、昔に比べると空気はとてもきれいになっています。

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