まとめ
解説
しぼりは、顕微鏡で物体をはっきりと観察するために欠かせない部品です。一般的には「回転しぼり」と呼ばれる、複数の異なる大きさの穴が開いた円盤状のパーツがステージの下に取り付けられています。これを回して穴の大きさを変えることで、対物レンズに届く光の量を加減します。
観察するものの色が薄かったり透明に近かったりする場合、光が強すぎると全体が白く飛んでしまい、形がよく見えません。このようなときは、しぼりを小さくして光の量を抑えることで、明暗の差(コントラスト)が強調され、輪郭がくっきりと浮かび上がります。逆に、高倍率のレンズを使用すると視野が暗くなるため、しぼりを大きく開いてより多くの光を取り込む必要があります。
| 操作 | 光の量 | 主な使用場面 | 効果 |
|---|---|---|---|
| しぼりを開く(大きな穴) | 多い | 高倍率での観察時 | 視野を明るくする |
| しぼりを絞る(小さな穴) | 少ない | 透明なものの観察時 | コントラストを上げ、輪郭をはっきりさせる |
顕微鏡を正しく使うためには、しぼり以外の操作手順も重要です。レンズを取り付ける際は、鏡筒の中にゴミが入るのを防ぐため、必ず「接眼レンズ」から先に付け、その後に「対物レンズ」を取り付けます。また、ピントを合わせる際は、対物レンズとプレパラートがぶつかって破損するのを防ぐため、まず真横から見ながらレンズをプレパラートに極限まで近づけ、その後、接眼レンズをのぞきながらレンズを遠ざける方向に動かしてピントを合わせるのが鉄則です。
もし観察したい像が視野の中央にない場合は、プレパラートを動かして調整しますが、顕微鏡で見える像は上下左右が逆になっているため、動かしたい方向とは「逆」にプレパラートを動かす必要がある点に注意しましょう。
「しぼり」は、顕微鏡で物を見るときに、光の強さを変えるための部品です。ステージの下についている、穴のあいた丸い板を回して使います。
光が強すぎてまぶしいときや、見たいものが透明で形がわかりにくいときは、しぼりの穴を小さくします。そうすると、まわりが少し暗くなって、物の形がはっきり見えるようになります。逆に、高い倍率で見ていて暗いなと感じたときは、しぼりの穴を大きくして、光をたくさん入れるようにします。
顕微鏡を使うときは、まず「接眼レンズ」からつけることや、ピントを合わせるときはレンズをはなしながら合わせることも、あわせて覚えておきましょう。
顕微鏡のしぼりは、カメラのレンズにある「しぼり」と同じ役割を持っています。どちらも光の量を調節して、きれいに見えるように工夫されているんですよ。
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