カエル型(冬眠)

一般小学生

まとめ

  • 気温の低下に伴い、体温が直線的に低下する変温動物特有の冬眠形式。
  • カエル、ヘビ、トカゲなどの両生類爬虫類に見られる生存戦略。
  • 恒温動物の冬眠(コウモリ型・クマ型)とは、代謝や体温維持の仕組みが根本的に異なる。

解説

動物は厳しい冬の環境を生き抜くために、さまざまな適応戦略をとります。ハクチョウのように暖かい場所へ移動する「渡り」や、ライチョウのように羽の色を変える「冬越し」、そして活動を極限まで抑える「冬眠」がその代表です。冬眠のメカニズムは、その動物が自ら体温を調節できる「恒温動物」か、周囲の温度に左右される「変温動物」かによって大きく分類されます。

「カエル型」は変温動物に見られる典型的な冬眠スタイルです。気温が下がるにつれて体温も同じように下がっていき、グラフにすると直線的な比例関係を示します。これに対し、恒温動物であるヤマネやコウモリは、ある一定の温度までは体温を下げますが、それ以下になると代謝を調整する「コウモリ型」をとります。また、クマのように高い体温を維持したまま活動を抑える「クマ型」も存在します。カエル型は、自力で熱を作ることができない動物が、環境に合わせてエネルギー消費を最小限にするための合理的な適応といえます。

コラム

変温動物であるカエルやヘビは、冬眠中に体が凍結しないよう、細胞内の糖濃度を高めるなどの工夫をしています。もし完全に凍りついてしまうと細胞が破壊されて死に至るため、土の中や水底など、外気よりも温度が安定しやすく凍りにくい場所を選んで冬を越します。

小学生のみなさんへ

カエルやヘビ、トカゲなどの仲間は、冬になると土の中や水の下でじっと動かなくなります。これを冬眠とうみんといいます。カエルたちの冬眠は、まわりの温度が下がると自分の体の温度もいっしょに下がっていくのが特徴とくちょうです。これを「カエル型」の冬眠とよびます。

わたしたち人間やクマなどの動物は、まわりが寒くても体の温度を一定にたもつことができます。でも、カエルたちは自分で熱を作ることができない「変温動物へんおんどうぶつ」という仲間なので、外の温度に合わせてエネルギー節約せつやくして、春が来るのを静かに待つのです。

ルラスタコラム

カエルは冬眠中、なんと「おしり」の近くの皮ふで呼吸をしていることがあります。冬眠中は肺をほとんど使わず、皮ふを通して水の中の酸素を取り入れているのです。春になって暖かくなると、また肺で呼吸をして元気に動き出します。

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