水の特別な性質

一般小学生

まとめ

解説

一般に、物質は温度が下がって固体になると粒子が密に詰まるため、体積が減少します。例えば、液体の「ろう」を冷やして固めると、中央がへこんで体積が減る様子が観察できます。しかし、水は例外的な性質を持っており、氷になると体積が約1.1倍に増加します。これは、水分子水素結合によって隙間の多い規則正しい結晶構造を作るためです。

また、水を加熱し続けると温度が上昇し、やがて「沸騰」が起こります。蒸発が液体の表面だけで起こるのに対し、沸騰は液体の内部からも気化が起こり、激しくあわが発生する現象を指します。純粋な水の場合、1気圧下では100℃で沸騰が始まり、すべてが水蒸気になるまで温度は100℃のまま変化しません。

コラム

水の体積変化は、私たちの生活にも大きな影響を与えています。寒い地域の冬場に水道管が破裂することがありますが、これは管内の水が凍って膨張し、内側から強い圧力がかかることが原因です。これを防ぐために、あえて少量の水を流し続けたり、管に断熱材を巻いたりする対策が取られます。

また、氷が水に浮くのもこの性質によるものです。体積が増えることで密度が水よりも小さくなるため、氷は水面に浮かびます。このおかげで、寒い冬でも湖の底まで完全に凍りつくことがなく、水中の生物が生き延びることができるのです。

小学生のみなさんへ

ふつう、ものの多くは、えきたいからこたいに変わると、かさが小さくなります。ところが、水はぎゃくに、こおりになるときに体積たいせき(かさ)がふえるという、とてもめずらしい性質せいしつをもっています。

また、水を熱していくと、100度になったときに、水の表面だけでなく中からもあわが出て、湯気に変わっていきます。これを「沸騰ふっとう」といいます。水がこおりになったり、湯気になったりすることを、理科では「状態じょうたいの変化」とよびます。

ルラスタコラム

寒い地いきでは、冬の夜に水道の水を少しだけ出しっぱなしにすることがあります。これは、水道管の中の水がこおってふくらみ、管をわり出してしまうのを防ぐためです。水がこおりになるときに力が強くなる性質を、生活の知恵でカバーしているのですね。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…