まとめ
- その国や地域で時刻の基準として定められた経線のことで、日本では兵庫県明石市を通る東経135度の線が採用されている。
- 地球が24時間で360度回転(自転)することに基づき、経度15度ごとに1時間の時差が生じる仕組みを利用して設定される。
- 1886年の勅令により制定され、イギリスの旧グリニッジ天文台を通る本初子午線(経度0度)との間には9時間の時差がある。
解説
標準時子午線は、広範囲にわたる地域で共通の時刻(標準時)を使用するために設定される基準線です。地球は1日に1回自転しているため、場所によって太陽が南中する時刻が異なります。しかし、地域ごとに異なる時刻を使うと交通や通信に支障が出るため、特定の経線を基準としてその地域の時刻を統一しています。
日本の標準時子午線である東経135度は、日本の領土のほぼ中央付近を通り、かつ15で割り切れる数値であることから選ばれました。この経線は兵庫県明石市を通ることで有名ですが、実際には京都府、和歌山県、徳島県なども通過しています。アメリカやロシアのように東西に非常に長い国では、国内に複数の標準時子午線を設けて複数の時間帯(タイムゾーン)を運用していますが、日本では全国一律の時刻が採用されています。
「いま何時?」と時計を見たとき、日本中どこにいても同じ時間ですよね。これは、日本で使う時間の基準となる場所が決まっているからです。その基準になる線のことを「標準時子午線」といいます。
日本の標準時子午線は、兵庫県明石市を通る「東経135度」の線です。地球は1日で1回転(自転)しているので、場所によって太陽がのぼる時間がちがいます。もしみんながバラバラの時間を使っていたら、テレビ番組の始まる時間や電車の時間がわからなくなって困ってしまいます。だから、この線を中心にして日本全体の時間を決めているのです。
世界には、イギリスを通る「本初子午線」という世界の時間の中心になる線もあります。日本とイギリスでは9時間の時差があり、日本の方が9時間早く進んでいます。世界旅行をするときや、海外のニュースを見るときは、この時間のちがいを考えることが大切です。
日本の基準線が通る兵庫県明石市には「明石市立天文科学館」があり、そこには大きな時計塔が立っています。実はこの建物、ちょうど東経135度の真上に建てられているんですよ!まさに「時のまち」ですね。
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