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酸素

酸素

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

酸素
生物の呼吸に不可欠で、他の物質が燃えるのを助ける性質(助燃性)を持ち、空気中に約21%含まれる無色・無臭の気体

解説

酸素は、過酸化水素水に二酸化マンガンを触媒として加えることで発生します。触媒とは、それ自身は変化せずに化学反応を促進する物質のことです。実験において、酸素の発生量は反応させる過酸化水素水の量や濃度に比例します。二酸化マンガンの量を増やしても反応速度は上がりますが、最終的な酸素の総量は原料である過酸化水素水の量によって決まるため、過不足のない反応計算が重要となります。また、二酸化マンガンの代わりに生のレバーやジャガイモに含まれる酵素「カタラーゼ」を用いても同様の反応が起こります。

中学・高校理科で頻出する気体の性質を以下の表にまとめます。

気体の種類 主な発生方法 捕集法 主な性質
酸素 過酸化水素水+二酸化マンガン 水上置換法 助燃性(燃えるのを助ける)
二酸化炭素 石灰石+うすい塩酸 下方置換法 石灰水を白く濁らせる
水素 金属(亜鉛など)+うすい塩酸 水上置換法 最も軽く、爆発的に燃える
コラム

生物の生存において、酸素は細胞がエネルギーを取り出す「呼吸」に欠かせません。植物は光合成によって酸素を放出し、動物はその酸素を取り入れて二酸化炭素を排出します。この循環は生態系の基本であり、密閉された容器内でも、水草とエビ、そして有機物を分解する細菌がバランスを保つことで生命を維持できます。

また、植物の葉にある「気孔」は酸素や二酸化炭素の通り道であるとともに、水蒸気を放出する「蒸散」の場所でもあります。蒸散の量は葉の裏側で最も多く、次いで表側、くきの順になります。アマゾンの熱帯雨林のように強い光が降り注ぐ環境では光合成が非常に活発ですが、その速度は光の強さだけでなく、温度や二酸化炭素濃度などの要因によって制限されることもあります。

小学生のみなさんへ

酸素(さんそ)は、わたしたち人間や動物が呼吸こきゅうをするときに、なくてはならない大切な気体です。空気の中に約21%ふくまれていて、色やにおいはありません。酸素には「ほかのものが燃えるのを助ける」という助燃性じょねんせいという性質があります。実験で、酸素が入ったびんの中に火のついた線香を入れると、炎を上げてはげしく燃え上がります。酸素そのものが燃えるのではなく、あくまで「燃えるのを助ける」のがポイントです。

理科の実験では、過酸化水素水かさんかすいそすい(オキシドール)に二酸化マンガンという黒い粉を加えて酸素を作ります。二酸化マンガンは「触媒しょくばい」といって、自分は変化せずに反応を助ける役目をします。二酸化マンガンの代わりに、生のレバーやジャガイモを使っても酸素を出すことができますよ。

ルラスタコラム

植物は、太陽の光を浴びて「光合成こうごうせい」を行い、酸素を作り出しています。地球上の酸素の多くは、こうして植物たちが作ってくれたものなのです。森の中に行くと空気がおいしく感じるのは、植物がたくさん酸素を出してくれているからかもしれませんね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 酸素を発生させる実験で使われる薬品の組み合わせと、その集め方を答えなさい。
過酸化水素水(オキシドール)に二酸化マンガンを加え、水上置換法で集めます。
【応用】 酸素を発生させる際、二酸化マンガンの量を2倍にすると、発生する酸素の最終的な量はどうなりますか。理由とともに答えなさい。
発生する酸素の量は変わりません。二酸化マンガンは反応を速める「触媒」であり、酸素の発生量は原料である過酸化水素水の量や濃度によって決まるためです。
【実践】 酸素の性質を確認するために火のついた線香を入れたとき、どのような変化が起こりますか。また、この性質を何といいますか。
火のついた線香を入れると、炎を上げて激しく燃えます。この、他の物質が燃えるのを助ける性質を「助燃性」と呼び、酸素自体が燃える「可燃性」とは区別されます。

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