電熱器

電熱器

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

解説

物体が高温の状態になると、その表面からは放射熱(熱放射)が放出されます。電熱器はこの原理を利用した器具であり、電気ストーブなどがその代表例です。放射による熱移動の最大の特徴は、空気や水などの媒介物を必要とせず、真空状態であっても熱を直接伝えることができる点にあります。太陽エネルギー宇宙空間を経て地球に届くのも、この放射の仕組みによるものです。

放射熱は光(電磁波)と同じ物理的特性を有しているため、遮蔽物がない限り「直進」します。例えば、ストーブの前に衝立を置くと、その背後で暖かさが感じられなくなるのは、放射熱の直進が妨げられるためです。また、鏡のような反射面を用いることで、熱の進む方向を任意に変える「反射」も可能です。これにより、熱源から離れた特定の場所を効率的に加熱したり、温度計の数値を上昇させたりすることができます。

コラム

日なた日かげ地面の温度差が生じるのは、樹木や建物が太陽からの放射熱を遮ることで「遮蔽」が生じるためです。また、一般的な電熱器の背面に金属製の反射板が設置されているのは、後方へ向かう放射熱を前方に反射させ、暖房としての放射効率を高めるための設計上の工夫です。

小学生のみなさんへ

電熱器は、電気を使って熱を出し、まわりをあたためる道具のことです。電気ストーブなどがその仲間です。

電熱器から出る熱は「放射ほうしゃ」という方法で伝わります。これは、光と同じようにまっすぐ進む性質せいしつがあります。もし途中に板などのじゃま物があると、熱はそこではね返されたりさえぎられたりして、後ろ側までは届きません。日なたがあたたかくて、日かげがすずしいのは、太陽の熱がさえぎられているからなのです。

また、この熱は鏡を使うとはね返す(反射はんしゃする)ことができます。鏡で太陽の光をはね返して遠くをてらすことができるのと同じように、電熱器の熱も鏡を使えば向きを変えて、はなれた場所をあたためることができます。

ルラスタコラム

魔法瓶まほうびんの内側が鏡のようにキラキラしているのを見たことがありますか?あれは、中に入れた飲み物の熱が「放射」で外に逃げないように、鏡で熱を内側にはね返して閉じ込めるための工夫なんですよ。

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