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膨張率

一般小学生

まとめ

  • 温度が1℃上昇するごとに、物質の体積が増加する割合のこと。
  • 気体においては、0℃のときの体積を基準として、温度が1℃上昇するごとにその273分の1ずつ体積が増加する(シャルルの法則)。
  • 物質の種類によって膨張の度合いは異なり、熱が移動して最終的に温度が一定になる「熱平衡」の状態とも深く関わっている。

解説

物質は熱エネルギーを得ることで、内部の分子運動が激しくなります。その結果、分子同士の間隔が広がり、全体として体積が膨張します。これを熱膨張と呼び、その変化の割合を膨張率といいます。

特に気体の場合、圧力が一定であれば、体積は温度に比例して増加します。0℃のときの体積をV0とすると、t℃における体積Vは「V = V0(1 + t/273)」という式で表されます。例えば、300℃のときの空気の体積を計算する場合、この式を用いて0℃時点の体積から導き出すことが可能です。液体固体も温度によって膨張しますが、気体に比べるとその変化量は小さく、物質ごとに固有の値を持っています。

コラム

熱は常に高温の物体から低温の物体へと移動し、最終的に両者の温度が一致する「熱平衡」の状態に達します。理科の実験などで、温度の異なる水を混ぜた際のグラフが曲線を描いて一定の温度に近づくのは、この熱の移動が起こっているためです。

また、温度計に使用される液体(水銀アルコール)は、温度変化に対して体積が規則正しく変化する性質、つまり膨張率の安定性が高い物質が選ばれています。物質ごとの熱の伝えやすさや膨張率の違いを理解することは、計算問題だけでなく、精密な設計が必要な工業製品の作成においても非常に重要です。

小学生のみなさんへ

ものがあたたまると、その大きさがふくらむことを知っていますか?この、温度が上がったときに体積(かさ)がふえる割合のことを膨張率ぼうちょうりつといいます。

空気などの気体は、あたたまるととても大きくふくらみます。一方で、水などの液体や、鉄などの固いものは、気体ほどは大きくふくらみません。でも、温度が変わると必ず少しずつ大きさが変わっているのです。

また、熱は高いところから低いところへ移動する性質があります。あついお湯とつめたい水をまぜると、ちょうどよい温度で止まるのは、熱が移動して同じ温度になるからです。これを熱平衡ねつへいこうとよびます。

ルラスタコラム

線路のつなぎ目にすき間があるのはなぜでしょう?それは、夏に太陽の熱でレールがあたたまってのびたときに、レール同士がぶつかって曲がらないようにするためです。身近なところにも膨張率が関係しているのですね。

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