床に固定

一般小学生

まとめ

床に固定
ばね弾性体の一端を動かない面に設置し、外力が加わってもその位置が変化しない状態にすること

解説

物理学の実験や問題演習において「床に固定」とは、物体の一端を基準点として動かないように固定することを指します。例えば、ばねを床に固定しておもりを載せた場合、ばねにはおもりの重力による下向きの力が加わりますが、同時に床からは上向きの「垂直抗力」が働きます。この二つの力がつり合うことで、ばねは安定した状態で縮んだり伸びたりすることが可能になります。

この固定状態は、フックの法則(F=kx)を適用する際の絶対的な前提条件となります。もし固定端が動いてしまうと、加えられた力がすべて弾性エネルギーの蓄積(伸びや縮み)に変換されず、正確な測定や計算が困難になります。複数のばねを連結したり、滑車を用いたりする複雑な系においても、どの点が「固定」されているかを把握することが、力のつり合いを解く第一歩となります。

固定の状態 生じる力の名称 力の方向
床に固定 垂直抗力 上向き(押し返す力)
天井に固定 張力 上向き(引き上げる力)
壁に固定 垂直抗力 横向き(押し返す力)
コラム

実際の入試問題では、ばねの「自然長」を求める計算と組み合わせて出題されることが多くあります。おもりの重さとその時のばねの全長の数値データから、ばね定数を導き出し、床に固定された状態での伸びを算出します。また、滑車を介して床に固定されたばねを引く場合、滑車にかかる力の向きや大きさを整理することが重要です。固定端には常に、加えられた力と同じ大きさで逆向きの抗力が生じていることを意識しましょう。

小学生のみなさんへ

ばねの実験をするときに、はじっこが動かないようにしっかり止めることを「床に固定(ゆかにこてい)」と言うよ。こうすることで、おもりをぶら下げたときに、ばねがどれくらい伸びたかを正しくはかることができるんだ。動かない壁や床にしっかりつけるのがポイントだよ。

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