学習目安 | 小: S | 中: A | 高: A

ふり子の周期

一般小学生

まとめ

解説

ふり子の周期を決定する唯一の要因は「ふり子の長さ」です。振れ角が小さい範囲において、おもりの重さや振れ幅を変えても周期が一定に保たれるこの性質を「ふり子の等時性」と呼びます。例えば、長さ25cmで周期が1.0秒のふり子がある場合、その長さを100cm(4倍)にすると周期は2.0秒(2倍)になり、225cm(9倍)にすると3.0秒(3倍)になります。

また、ふり子の運動には「慣性の法則」も深く関わっています。おもりが最下点を通過する際、そのまま運動を続けようとする性質によって反対側へと振り上がります。エネルギーの観点では、高い位置にあるおもりが持つ位置エネルギーが最下点で運動エネルギーに変換され、再び位置エネルギーへと戻る「力学的エネルギー保存の法則」が成立しています。最下点での速さは、振らし始める高さの平方根に比例するという規則性も存在します。

特殊な条件下として、支点の下に釘などを打ち、途中でふり子の長さが変化する「複合ふり子」の場合、全体の周期はそれぞれの長さにおける周期の平均値として算出されます。例えば、周期2.0秒の動きと周期1.4秒の動きが組み合わさった場合、1往復の時間は(2.0 + 1.4) ÷ 2 = 1.7秒となります。

コラム

近代物理学の基礎を築いたアイザック・ニュートンは、重力作用を解明することでふり子の運動を理論的に裏付けました。力の単位である「ニュートン(N)」は彼の名に由来します。ふり子の運動は重力加速度の影響を受けるため、地球上の場所や、重力の異なる月面などでは同じ長さのふり子でも周期が変化します。

また、電車が急発進した際に体が後ろに倒れそうになる現象は、止まったままの状態を維持しようとする「慣性」によるものです。ふり子の運動も、重力による引き戻す力と、この慣性による運動の維持が組み合わさることで成立しています。

小学生のみなさんへ

ふり子が1往復おうふくするのにかかる時間のことを「ふり子の周期しゅうき」といいます。ふり子が右から左へ行って、また右にもどってくるまでの時間のことです。

この時間は、おもりの重さを重くしたり、ふり子をはなす場所(振幅しんぷく)を大きくしたりしても変わりません。ふり子の長さだけによって決まるという、とてもふしぎな規則性きそくせいがあります。これを「ふり子の等時性とうじせい」とよびます。

ふり子の長さと時間の関係にはルールがあります。長さを4倍にすると時間は2倍になり、長さを9倍にすると時間は3倍になります。このように、長さが長くなるほど、1往復おうふくにかかる時間も長くなります。

ルラスタコラム

ふり子のルールを最初に見つけたのは、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイだといわれています。教会の天井からつるされたランプがゆれているのを見て、自分の脈拍を使って時間をはかり、この法則に気づいたという有名なエピソードがあります。

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