学習目安 | 小: A | 中: B | 高: B

振れ幅

一般小学生

まとめ

  • ふりこ静止している中心の位置から、左右の端まで振れるときの角度や距離のこと。
  • ふりこの1往復にかかる時間(周期)は、振れ幅の大きさによって変化しないという性質(等時性)を持つ。
  • ふりこの運動において、振れ幅の両端では速さが0になり、中心を通過する瞬間に最も速くなる。

解説

ふりこの運動において、振れ幅は周期に影響を与えない重要な要素の一つです。この性質は「ふりこの等時性」と呼ばれ、ガリレオ・ガリレイによって発見されました。振れ幅を大きくすると、ふりこが移動する距離は長くなりますが、それと同時にふりこが動くスピードも増すため、結果として1往復にかかる時間は一定に保たれます。

実験や計算において注意すべき点は、ふりこの「長さ」の定義です。これは支点からおもりの中心(重心)までの距離を指します。例えば、おもりの上端までの長さだけでなく、おもりの半径分を加味して考える必要があります。また、周期を正確に測定するためには、1往復の時間を一度だけ測るのではなく、10往復程度の時間をまとめて計測し、その合計を回数で割ることで、手動測定による誤差を最小限に抑える手法が一般的です。

コラム

厳密な物理学の視点では、振れ幅が非常に大きくなった場合には周期がわずかに長くなることが知られています。しかし、中学校までの理科の範囲では、振れ幅が十分に小さい範囲での運動を扱うため、「振れ幅によって周期は変わらない」という法則を前提として学習を進めます。また、振れ幅の端では位置エネルギーが最大となり、中心では運動エネルギーが最大になるというエネルギー保存の法則とも深く関わっています。

小学生のみなさんへ

ふりこが止まっている真ん中の場所から、右や左の端まで動くときの「はば」のことをはばといいます。公園のブランコをイメージするとわかりやすいでしょう。大きくこいでも、小さくゆらしても、実は1往復にかかる時間は変わりません。これを「ふりこの等時性とうじせい」と呼びます。

ふりこの実験では、おもりの重さはばを変えても、1往復の時間は変わらないという決まりがあります。この時間を変えることができるのは、ふりこの「ひもの長さ」だけです。また、ふりこは真ん中を通るときが一番速く、左右の端っこに行ったときは一瞬だけ止まって速さが0になります。

ふりこの長さを測るときは、ひもがついている場所から、おもりの真ん中(重心じゅうしん)までの長さを測るのがルールです。正確に時間を測りたいときは、1往復だけではなく、10往復分をまとめて測ってから10でわると、まちがいが少なくなりますよ。

ルラスタコラム

ふりこの決まりを発見したのは、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイだといわれています。教会の天井からつるされたランプがゆれているのを見て、自分の脈拍を使って時間を計り、この法則に気づいたという有名なエピソードがあります。

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