つり合いの式

一般小学生

まとめ

つり合いの式
物体が回転せずに静止している状態において、ある点のまわりの反時計まわり力のモーメントの和と時計まわりの力のモーメントの和が等しいことを示す等式

解説

物体(剛体)が静止し続けるためには、物体そのものが移動しないための「力のつり合い」と、物体が回転しないための「力のモーメントのつり合い」の双方が満たされる必要があります。力のモーメントとは、物体を回転させようとする能力のことで、「力の大きさ × 回転軸から力の作用線までの距離(腕の長さ)」で定義されます。

つり合いの式を立てる際は、まず物体に働くすべての力を矢印で図示し、次に回転の基準となる「支点」を決定します。その後、その支点を中心として「反時計まわり(左まわり)」に回そうとするモーメントの合計と、「時計まわり(右まわり)」に回そうとするモーメントの合計をそれぞれ求め、それらをイコールで結びます。この手順を正確に踏むことで、未知の力や距離を導き出すことが可能となります。

コラム

支点の選び方は自由ですが、値が未知である力が作用している点に支点を設定すると、その力のモーメントが0(距離が0のため)になり、計算を大幅に簡略化できるというテクニックがあります。

例えば、重さを無視できる棒の左端に30g、右端に20gのおもりを吊るし、その間を50gの力で引き上げて静止させるケースを考えます。このとき、どの点を支点に選んでも「左まわりのモーメント = 右まわりのモーメント」という関係が成立します。実生活では、シーソーのバランスやクレーン車安定計算など、構造物の設計において極めて重要な役割を果たしている概念です。

小学生のみなさんへ

てんびんやシーソーが、どちらにもかたむかずにピタッと止まっているとき、そこには「つり合いの式」というルールがかくれています。棒が水平に止まっているのは、左がわに回そうとする力と、右がわに回そうとする力が、ちょうど同じ強さになっているからです。

計算をするときは、次の4つの手順で進めるとうまくいきます。まず、かかっている力を矢印で書きこみます。次に、中心となる「支点」を決めます。そして、右に回す力と左に回す力に分けます。最後に、それらをイコールでつないで式を作ります。

「重さ × 支点からの距離きょり」を計算して、左右の数字が同じになれば、それは完璧かんぺきつり合っている証拠しょうこです。難しい問題でも、この順番を守れば正解を見つけることができますよ。

ルラスタコラム

シーソーで自分より体重が重い人とつり合わせるには、自分がはしっこに座り、重い人に真ん中近くに座ってもらうのがコツです。これは、重さが小さくても「支点からの距離」を長くすれば、相手と同じだけの回す力を生み出せるからです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 つり合いの式を立てる際、回転のしやすさを表す「力の大きさ × 支点からの距離」のことを何と呼びますか。
力のモーメント
【応用】 棒が静止しているとき、上向きの力と下向きの力が等しい「力のつり合い」だけでは不十分なのはなぜですか。
力の大きさがつり合っていても、力が働く場所がずれていると、物体が回転してしまう可能性があるため。
【実践】 複雑なてこの計算問題で、つり合いの式を立てる際に「支点」をどこに置くのが最も効率的ですか。
大きさがわからない力が働いている場所に支点を置く。そうすることで、その力のモーメントが0になり、式をシンプルにできる。

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