位置エネルギー

一般小学生

まとめ

解説

位置エネルギーは、物体が特定の場所にあることで「蓄えている」状態のエネルギーです。重力による位置エネルギーの場合、物体を基準面から持ち上げるために必要な仕事が、そのままエネルギーとして蓄積されます。数式では「質量(m)×重力加速度(g)×高さ(h)」で表され、物体を自由落下させると、この位置エネルギーは減少する代わりに運動エネルギーへと姿を変えていきます。

斜面を転がる球の実験では、球を放す位置が高いほど位置エネルギーが大きいため、飛び出す速さ飛ぶ距離が増加します。エネルギーは位置から運動へ、あるいは電気から光や熱へと様々に形を変えますが、その過程で消えてなくなることはありません。物理学の計算では基準面をどこに設定するかで値が変わりますが、実用上はエネルギーの変化量が重要となるため、どこを基準にしても矛盾は生じません。

コラム

エネルギーの単位には「ジュール(J)」が用いられます。例えば、100gの水の温度を1℃上げるのに必要な熱量は約100カロリーですが、これをジュールに換算すると約419Jとなります。

ふりこの運動においては、最高点で位置エネルギーが最大となり、最下点では運動エネルギーが最大となります。空気抵抗などの摩擦を無視すれば、どの地点においても位置エネルギーと運動エネルギーの合計(力学的エネルギー)は常に一定に保たれます。これを「力学的エネルギー保存の法則」と呼びます。

小学生のみなさんへ

高いところにある物が持っている、たくわえられたエネルギーのことを「位置エネルギー」といいます。公園のすべり台のてっぺんに座っているときや、高い場所にあるボールは、このエネルギーを持っています。

このエネルギーには特徴があります。まず、場所が高ければ高いほどエネルギーは大きくなります。また、同じ高さなら、重い物ほどエネルギーが大きくなります。高いところから落としたボールが地面を強くたたくのは、大きな位置エネルギーが「動くエネルギー(運動うんどうエネルギー)」に変わるからです。

ふりこの運動では、一番高いところにあるときに位置エネルギーが最大さいだいになります。そこから下に向かって動き出すと、位置エネルギーは少しずつ減っていきますが、その分だけ動くスピードが速くなり、運動エネルギーが増えていくのです。

ルラスタコラム

ジェットコースターは、最初に高いところまで運ばれることで、たくさんの位置エネルギーをためこみます。そのあとは、エンジンを使わずにそのエネルギーを「動くエネルギー」に変えながら、猛スピードで走りぬけているんだよ。

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