粉末・固体の薬品

一般小学生

まとめ

粉末・固体薬品
実験や観察において用いられる、粉状、粒状、または塊状の形態を持つ化学物質の総称

解説

粉末や固体の薬品を取り扱う際の基本は、薬品の純度を保ち、安全かつ正確に計量することです。試薬びんから薬品を取り出すときは、必ず洗浄され乾燥した清潔な薬さじを使用します。一度びんの外へ出した薬品は、不純物が混入している可能性があるため、たとえ未使用であっても元のびんに戻してはいけません。これは、びん全体の薬品が汚染されるのを防ぐための鉄則です。

また、薬品の中には空気中の水分を吸収して溶ける「潮解性」を持つものや、酸素と反応して性質が変わるものがあります。そのため、計量は手際よく行い、使用後はすぐにふたを閉める必要があります。薬品を溶かす際は、少量の溶媒(水など)に少しずつ加え、ガラス棒などでかき混ぜながら溶かすのが一般的です。

項目 粉末・固体の薬品 液体の薬品
取り出し器具 薬さじ(ステンレス・プラスチック) 駒込ピペット・メスピペット
計量器具 電子てんびん上皿てんびん メスシリンダー・ホールピペット
注意点 湿気や空気による変質(潮解など) 揮発性蒸気の吸入、液だれ
コラム

電子てんびんで薬品を計量する際は、まず薬包紙を載せ、その状態で表示を「0」にする「風袋引き(ふうたいびき)」を行います。これにより、薬包紙の重さを除いた薬品だけの質量を正確に測ることができます。また、薬品の性質によってはプラスチック製の薬さじを腐食させるものがあるため、薬品の性質に応じた材質の器具を選択することも重要です。

小学生のみなさんへ

理科実験じっけんで使うこなや、つぶの形をした薬品やくひんの取りあつかいについて学びましょう。薬品を取り出すときは、かならずきれいな「薬さじ」を使います。一度びんから出した薬品は、よごれがまざっているかもしれないので、あまっても元のびんにもどしてはいけません。

重さをはかるときは、電子てんびんの上に「薬ほう紙」という専用の紙をしいてから、薬品をのせます。薬品の中には、空気中の水分をすいこんでベタベタになったり、形が変わったりするものもあるので、使い終わったらすぐにふたを閉めるのがルールです。

ルラスタコラム

理科室にある薬品の中には、空気中の水分をどんどん吸って、自分から水に溶けてしまう「潮解(ちょうかい)」という性質を持つものがあります。まるで魔法のように溶けていくので、実験のときは観察してみてくださいね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 粉末や固体の薬品をびんから取り出すとき、どのような道具を使いますか。
洗浄され、乾燥した清潔な薬さじを使用します。
【応用】 一度びんから取り出した薬品が余った場合、元のびんに戻してはいけないのはなぜですか。
びんの外に出した薬品には不純物が混入している可能性があり、元のびんに戻すとびん全体の薬品が汚染されてしまうためです。
【実践】 電子てんびんで薬品を計量する際、薬包紙を載せた後に「ゼロ表示」ボタンを押すのはなぜですか。
薬包紙の質量を差し引き、薬品のみの質量を正確に測定するためです(風袋引き)。

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