上皿てんびん

一般小学生

まとめ

  • 支点が中央に位置する「てこ」の原理を利用し、物体の質量を精密に測定するための器具。
  • 左右の皿に載せた物体の重さを釣り合わせることで、基準となる分銅との比較を行う。
  • 理科の実験において、電子てんびんと並んで質量の測定に用いられる代表的な道具である。
てこ物理質量測定

解説

上皿てんびんは、てこの3要素である「支点・力点・作用点」のうち、支点が中央にある構造を持っています。左右の腕の長さが等しく設計されているため、両方の皿にかかる力のモーメントが等しくなったときにうで水平になります。この性質を利用して、一方の皿に対象物を、もう一方の皿に分銅を載せて釣り合わせることで、対象物の質量を求めます。

使用する際は、まず水平な場所に置き、指針が中央で等しく振れるように調節ねじで調整します。測定時には薬包紙を敷き、分銅は重いものから順に載せていくのが基本です。これは、小さい分銅から載せると何度も乗せ替えが必要になり、効率が悪いうえに誤差が生じやすくなるためです。最後に、載せた分銅の合計値を読み取ることで、対象物の質量を特定します。

コラム

現代の実験現場ではデジタル表示の電子てんびんが主流ですが、上皿てんびんは「質量」の概念を視覚的に理解するのに適しています。また、上皿てんびんは重力の影響を左右等しく受けるため、場所による重力の違い(緯度高度)に左右されず、常に正しい「質量」を比較できるという利点があります。使用後は、うでが動かないように片方の皿に両方の皿を重ねて片付けるなどの配慮が必要です。

小学生のみなさんへ

上皿てんびんは、物の重さをはかるための道具です。公園にあるシーソーと同じ「てこ」の仕組みを使っていて、真ん中に支え(支点)があります。左右の皿にのせた物の重さが同じになると、うでが水平になって止まります。

使うときは、まず平らな机の上に置きます。次に、左右の皿に「薬包紙やくほうし」という紙をのせてから、左右のバランスがとれているか確認します。もし傾いていたら、横についている「調節ちょうせつねじ」を回して、針が真ん中で同じようにゆれるように調整します。

重さをはかるときは、片方の皿に物をのせ、もう片方の皿に「分銅ふんどう」という重りをのせていきます。分銅は、重いものから順番にのせていくのがコツです。最後に、使った分銅の重さを全部足すと、物の重さがわかります。

ルラスタコラム

分銅を直接手でさわってはいけない理由を知っていますか?手についている汗や油が分銅につくと、その分だけ分銅が重くなってしまったり、さびてしまったりするからです。だから、分銅を動かすときは必ずピンセットを使いましょう。

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