一般小学生
まとめ
【定義】 沖縄島や奄美大島などに導入され、ヤンバルクイナやアマミノクロウサギなどの在来の希少種を捕食し、生態系に深刻な被害を与えている侵略的外来種。
まとめ
1. ハブやネズミの駆除目的で人為的に導入されたが、目的を果たさず在来種を捕食した。 2. 日本の生態系に重大な影響を及ぼす「特定外来生物」に指定されている。 3. 希少種の保護を目的に、現在は大規模な捕獲・根絶プロジェクトが進められている。
解説
日本におけるマングース(主にフイリマングース)は、1910年に沖縄本島、1979年に奄美大島へと導入された。当時は農作物を荒らすネズミや、猛毒を持つハブの駆除が目的であった。しかし、ハブが夜行性であるのに対し、マングースは昼行性であったため、期待された駆除効果はほとんど得られなかった。代わりに、マングースはヤンバルクイナやアマミノクロウサギ、オキナワイシカワガエルといった、その地域にしか生息しない「固有種」や「希少種」を捕食し、その個体数を激減させた。この事態を重く見た政府は、2005年に施行された外来生物法に基づき、マングースを特定外来生物に指定。捕獲の専門チーム「マングースバスターズ」などが結成され、現在では奄美大島などで根絶に近い状態まで個体数を減らすことに成功している。人為的な種移動が招く生態系破壊の典型的な教訓として、環境教育の場でも広く扱われている。
小学生のみなさんへ
マングースは、もともと日本にはいなかった動物です。昔、毒をもつヘビの「ハブ」を退治するために、人間が沖縄などの島に連れてきました。ところが、マングースはヘビを食べるよりも、そこにしかいない珍しい鳥やウサギ、トカゲなどを食べてしまいました。そのせいで、もともと住んでいた生き物たちが減ってしまい、絶滅のピンチになっています。人間がよかれと思ってしたことが、自然のバランスを大きく壊してしまった代表的な例です。
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