一般小学生
まとめ
- 落葉広葉樹
- 冬季や乾季にすべての葉を落とし、代謝を抑えて休眠状態で厳しい環境を越す、扁平で広い葉を持つ樹木
解説
落葉広葉樹は、季節による環境変化が激しい地域に適応した進化を遂げています。最大の特徴は、光合成効率が低下する冬季に、葉を維持するためのエネルギーコストを削減し、同時に葉からの蒸散による水分喪失を防ぐ戦略をとることです。
森林の遷移(移り変わり)においては、強い光を好む「陽樹」の落葉広葉樹(シラカンバなど)が先に成長し、その後に日陰でも育つ「陰樹」へと交代していく過程が見られます。最終的に安定した状態である「極相」に達した森では、地域によってブナなどの落葉広葉樹が優占種となります。
| 項目 | 落葉広葉樹 | 常緑広葉樹 |
|---|---|---|
| 葉の寿命 | 1年未満(秋に一斉に落葉) | 1年以上(数年かけて順次交代) |
| 主な分布域 | 温帯〜亜寒帯(冷涼な地域) | 暖温帯〜熱帯(温暖な地域) |
| 冬の戦略 | 休眠してエネルギーを節約 | 葉を維持し、冬も光合成を行う |
| 代表的な樹種 | ブナ、ミズナラ、カエデ | シラカシ、クスノキ、ツバキ |
小学生のみなさんへ
落葉広葉樹とは、秋になると葉の色が変わり、冬になる前にすべての葉を落としてしまう木のことです。ブナやミズナラ、モミジ(カエデ)などがこの仲間です。
なぜ葉を落とすかというと、冬の寒さや乾燥から自分を守るためです。冬は太陽の光が弱く、食べ物を作る「光合成」があまりできません。そこで、むだなエネルギーを使わないように葉を落として、春が来るまで「お休み」をするのです。
地面に落ちた葉は、虫や細菌などの「分解者」によってバラバラにされ、やがて豊かな土になります。この土の栄養が、また次の春に木が育つ助けになります。
ルラスタコラム
秋に葉が赤や黄色に変わる「紅葉」は、木が冬眠の準備を始めたサインです。葉の中にある緑色の成分がこわされることで、もともとあった黄色や、新しく作られた赤色が見えるようになるんですよ。
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