尾羽

尾羽

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 鳥類の尾部に位置する羽根の総称で、飛行時の方向転換やブレーキ、姿勢の安定を担う器官。
  • クジャクなどの特定の種では、繁殖期に異性を引きつけるための装飾的な役割(ディスプレイ)を果たす。
  • 解剖学的には、クジャクの長い飾り羽は尾羽そのものではなく、その付け根を覆う「上尾筒(じょうびとう)」が発達したものである。

解説

鳥類の尾羽は、主に空中での方向転換やブレーキといった飛行の制御を担う器官です。飛行中には舵(かじ)のような役割を果たし、扇状に広げることで空気抵抗を増やし、着陸時の速度を調整します。

一方で、生物学的な進化の観点からは「性選択(性淘汰)」の象徴的な部位でもあります。クジャクの雄に見られる巨大で豪華な羽根は、生存には不利なほど目立ちますが、雌に自身の健康状態や遺伝的な優位性をアピールするために発達しました。このように、特定の形質が異性を引きつけるために発達する現象は、生物の多様な生態を形作る重要な要素です。

コラム

動物界では、尾羽以外にも繁殖のために雌雄で異なる形態(性的二型)を持つ例が多く存在します。例えば、昆虫の中には鳴き声で求愛するために翅(はね)や腹弁が特殊化したものや、雌が卵を産むために長い産卵管を持つものがあります。これらは外見で雌雄を判別する際の重要な指標となります。

小学生のみなさんへ

鳥のしっぽにある羽のことを尾羽おばねといいます。空を飛んでいるときに、右や左に曲がったり、スピードを落としたりするための「かじ」や「ブレーキ」の役目をしています。

クジャクのオスが広げる、とても大きくてきれいな羽を見たことがありますか?実は、あの長い羽は尾羽おばねの付け根にある羽が特別に長くなったものです。オスは、この羽を広げてメスに求愛きゅうあい(プロポーズ)をして、自分はこんなに元気だよ!とアピールします。

動物の世界では、クジャクのようにオスとメスで見た目が大きくちがうものがたくさんいます。鳴き声で仲間をよぶための特別な体つきをしていたり、卵を産むための道具を持っていたりと、それぞれが子孫をのこすための工夫をしています。

ルラスタコラム

クジャクの羽にある「目玉」のようなもようは、数が多ければ多いほどメスにモテるそうです。きれいなもようをたくさん維持できるのは、それだけ体が強くて健康な証拠だからだと考えられています。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…