白金(プラチナ)

一般小学生

まとめ

【定義】
白金(プラチナ)は、元素記号Pt、原子番号78の遷移金属であり、極めて高い耐食性と化学的安定性を持つ貴金属の一種である。

学習の要点

  • 重要語句:イオン化傾向、王水、耐食性、貴金属
  • 用語の意義:金属の反応性序列において最下位層(金に近い位置)に属し、酸化されにくく、通常の酸には溶解しない特性を持つ。

解説

白金は、金と同様に化学的に非常に安定した金属である。金属の反応のしやすさを示す「イオン化傾向」の序列において、白金は金と並んで最も反応しにくい位置に分類される。

この性質により、白金は空気中や水中で加熱しても酸化されず、塩酸や希硫酸、あるいは酸化力の強い熱濃硫酸といった通常の酸にも溶けることはない。白金を溶解させることができるのは、濃硝酸と濃塩酸を1:3の体積比で混合した「王水」と呼ばれる特殊な液体のみである。

金属の反応性一覧表において、カリウム(K)などの反応性が高い金属が水や酸と激しく反応して水素を発生させるのに対し、白金はどのような環境下でも元の金属状態を維持し続ける。この極めて高い安定性が、装飾品や工業用触媒、投資対象としての高い価値を支えている。

補足
白金は触媒としての性能が非常に高く、自動車の排ガス浄化装置や燃料電池の電極など、現代技術において欠かせない素材となっている。産出量が極めて少なく、金よりも希少価値が高いとされることもある。

小学生のみなさんへ

白金(プラチナ)は、銀色にかがやく、とてもめずらしい金属です。

この金属のいちばんの特徴は、とにかく「強い」ことです。鉄などは時間がたつとさびてボロボロになりますが、白金は空気の中に置いておいても、水の中に入れても、まったく変化しません。

理科の実験で使うような強い薬品(酸)に入れても溶けませんが、「王水(おうすい)」という特別な薬品にだけは溶けるという性質があります。

とても貴重なものなので、指輪などのアクセサリーに使われるほか、車の排気ガスをきれいにするための部品など、大切な場所でたくさん使われています。

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する