精巣

精巣

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 精子を形成する主要な生殖器
  • 男性ホルモン(テストステロン)を分泌する内分泌器官
  • 左右に1対あり、陰嚢の中に収まっている
精巣
精子を形成し、男性ホルモンを分泌する男性の生殖器官

解説

精巣は、男性の生殖システムにおいて中心的な役割を果たす器官です。内部には「精細管」と呼ばれる細い管が張り巡らされており、ここで精原細胞が減数分裂を繰り返すことで精子が作られます。精子はその後、精巣上体へと送られて成熟し、射精に備えます。

また、精巣はホルモンを出す役割も持っています。精細管の間にある「間細胞」からは、男性ホルモンであるテストステロンが分泌されます。このホルモンは、筋肉の発達や声変わりといった男性らしい体の特徴(二次性徴)を促す重要な働きをしています。

比較項目 精巣(男性) 卵巣(女性)
生殖細胞 精子 卵子
主なホルモン テストステロン エストロゲンなど
存在場所 陰嚢(体の外側) 腹腔(体の中)
コラム

精巣が体の外側にある陰嚢に収まっているのには、重要な理由があります。精子は熱に非常に弱く、体温(約37度)では正常に作ることができません。そのため、外気に触れやすい場所に位置することで、体温よりも2〜3度低い温度に保たれているのです。

胎児の時期、精巣はもともとお腹の中にありますが、成長とともに下降して陰嚢の中へ移動します。この仕組みは、哺乳類が効率よく子孫を残すために進化した結果と考えられています。

小学生のみなさんへ

精巣せいそうは、男の子の体にある、新しい命のもとになる「精子せいし」をつくる大切な場所です。左右に一つずつ、合計二つあります。

精巣せいそうでは、精子せいしをつくるだけでなく、体を男の子らしく成長させるための「物質ぶっしつ(ホルモン)」も作られています。この力の働きで、背が伸びたり、声が低くなったり、筋肉きんにくがついたりして、大人の男性だんせいの体へと近づいていきます。

ルラスタコラム

精巣は、なぜおなかの外側にあるのでしょうか?実は、精子は熱にとても弱く、おなかの中の温度だと元気に育つことができません。そのため、風通しのよい外側の袋(陰嚢いんのう)に入って、少し涼しい場所で大切に守られているのです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 精巣の主な2つの働きは何ですか。
精子の形成と、男性ホルモン(テストステロン)の分泌です。
【応用】 精巣と卵巣の共通点は何ですか。
どちらも生殖細胞(精子・卵子)をつくり、体の成長に関わるホルモンを分泌する「生殖腺」であるという点です。
【実践】 精巣が体の外側(陰嚢)にあるのはなぜですか。理由を説明しなさい。
精子の形成には体温よりも低い温度が必要であり、体温の影響を受けにくい体の外側に位置することで温度を低く保つためです。

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