学習目安 | 小: B | 中: A | 高: A

アンザン岩

一般小学生

まとめ

  • マグマが地表付近で急激に冷えて固まった「火山岩」の一種である。
  • 色は灰色であることが多く、成分的には玄武岩と流紋岩の中間に位置する。
  • 大きな結晶斑晶)と微細な結晶・ガラス質(石基)からなる「斑状組織」を持つ。

解説

安山岩は、火成岩を分類する際、マグマが冷え固まる場所によって分けられる「火山岩」のグループに属します。地下深くにあるマグマが噴火などによって地表やその近くまで上昇し、外気に触れるなどして短期間で急激に冷やされることで形成されます。

組織面での最大の特徴は「斑状組織(はんじょうそしき)」です。これは、地下でゆっくりと成長した比較的大きな結晶である「斑晶(はんしょう)」と、地表付近で急冷されたために大きな結晶になれなかった細かい粒の集まりである「石基(せっき)」が混ざり合った状態を指します。この組織は、火山岩全般に見られる共通の特徴でもあります。

コラム

安山岩という名称は、南米のアンデス山脈に広く分布していることに由来し、英語では「Andesite(アンデサイト)」と呼ばれます。日本は火山活動が盛んな地域であるため、多くの火山の主要な構成岩石となっており、非常に馴染み深い岩石です。

また、安山岩は耐久性が高く加工もしやすいため、古くから石垣や階段、石碑などの建築資材として利用されてきました。理科の学習においては、堆積岩である「砂岩(さがん)」や「礫岩(れきがん)」、あるいは深成岩である「花崗岩(かこうがん)」との見た目やでき方の違いを比較する問題がよく出題されます。

小学生のみなさんへ

安山岩あんざんがんは、火山のマグマが地面の近くで急に冷えて固まってできた石の仲間です。色は灰色をしていることが多く、日本にある火山の多くはこの石でできています。

この石をよく見ると、小さな粒の中に、少し大きな粒がまざっているのがわかります。これは、マグマが急に冷やされたときにできた「火山岩かざんがん」というグループの石に見られるとくちょうです。

昔から、お城の石垣や階段など、いろいろな場所で使われてきたとてもじょうぶな石です。

ルラスタコラム

「安山岩」という名前は、南アメリカにある「アンデス山脈」という大きな山脈の名前にちなんでつけられました。世界中で見られる石ですが、特に日本のような火山の多い国ではたくさん見つけることができるんですよ。

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