一般小学生
まとめ
解説
塩素は周期表の第17族(ハロゲン)に属する非金属元素です。常温常圧では黄緑色の気体(Cl2)として存在し、空気よりも重い(密度が大きい)という特徴があります。非常に反応性が高く、自然界では単体ではなく主に塩化ナトリウム(食塩)などの化合物として海水中に存在します。
工業的には食塩水の電気分解によって得られますが、実験室では酸化マンガン(IV)に濃塩酸を加えて加熱することで発生させます。塩素の最大の特徴はその強い酸化力にあり、これによって色素を破壊する「漂白作用」や、微生物を死滅させる「殺菌作用」を発揮します。以下に、中学・高校理科で頻出する気体の発生方法と特徴をまとめます。
| 気体名 | 発生方法(主な薬品の組み合わせ) | 主な性質・特徴 |
|---|---|---|
| 塩素 | 酸化マンガン(IV) + 濃塩酸 | 黄緑色・刺激臭・有毒・漂白作用 |
| 酸素 | 二酸化マンガン + 過酸化水素水 | 無色・無臭・助燃性(物を燃やすのを助ける) |
| 水素 | 亜鉛(またはアルミニウム) + 塩酸 | 無色・無臭・最も軽い・燃えると水ができる |
| 二酸化炭素 | 石灰石 + 塩酸 | 無色・無臭・石灰水を白く濁らせる |
小学生のみなさんへ
プールの水のにおいをかいだことはありますか?あの独特なにおいの正体が塩素です。塩素は、水の中にいる目に見えないバイ菌をやっつける「消毒」の力を持っています。だから、みんなが安全にプールに入ったり、水道水を飲んだりできるように使われているのです。
塩素はもともと黄緑色をした気体で、とても強い毒を持っています。ふだん使っている漂白剤(服を白くする薬)などにも入っていますが、これを酸性の洗剤と混ぜると、毒のあるガスが出てきて大変危険です。おうちで掃除をするときなどは、絶対に混ぜないように気をつけましょう。
ルラスタコラム
私たちが毎日食べている「塩(食塩)」は、実はこの塩素とナトリウムが結びついてできたものです。毒性のある塩素も、他の物質と結びつくことで、私たちの生活に欠かせない大切なものに変わるのですね。
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