学習目安 | 小: B | 中: A | 高: B

避難

一般小学生

まとめ

避難
災害による被害を回避するため、現在の場所を離れて安全な場所へ移動すること
  • 噴火警戒レベル5において、居住地域に重大な被害が及ぶ恐れがある際に行われる
  • 自治体から出される避難指示に基づき、速やかに警戒区域の外へ立ち退く
  • 火砕流や噴石のリスクを避けるため、遠くへ離れる水平避難が基本となる

解説

避難とは、自然災害などの危険から命を守るために、安全な場所へ立ち退く行動を指します。火山噴火においては、気象庁が発表する「噴火警戒レベル」に基づき、段階的な防災対応が定められています。最高レベルである「レベル5」は、居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、あるいは切迫している状態であり、対象地域の住民は直ちに避難する必要があります。

火山災害における避難の大きな特徴は、火砕流や大きな噴石の到達範囲から物理的に距離を置く「水平避難」が重視される点です。洪水などの水害では高い場所へ逃げる「垂直避難」が有効な場合もありますが、火山の場合は建物を突き抜ける破壊力を持つ現象があるため、あらかじめ指定された避難場所や警戒区域外への移動が不可欠です。

噴火警戒レベル 対象範囲 主な防災対応
レベル5 居住地域 避難
レベル4 居住地域 避難準備・高齢者等避難
レベル3 火口から居住地域近く 入山規制
レベル2 火口周辺 火口周辺規制
レベル1 火口内 活火山であることに留意
コラム

避難の判断基準となる「避難指示」は、災害対策基本法に基づき市町村長が発令します。以前は「避難勧告」という区分もありましたが、現在はより分かりやすく「避難指示」に一本化されました。また、避難先は必ずしも指定避難所である必要はなく、安全が確保できる親戚・知人宅やホテルなどへの移動も有効な選択肢となります。日頃からハザードマップを確認し、複数の避難経路を把握しておくことが重要です。

小学生のみなさんへ

避難ひなん」とは、火山の噴火ふんかや大雨などの災害から身を守るために、今いる場所をはなれて安全な場所へにげることです。

火山のばあい、気象きしょうちょうが「噴火警戒ふんかけいかいレベル」という数字で、どれくらいあぶないかを教えてくれます。一番高い「レベル5」が出たときは、すぐに家をはなれて、安全な場所まで遠くににげなければなりません。

にげる場所は、学校や市役所が決めた「避難所ひなんじょ」が基本です。ふだんから、自分の家のまわりにどんなあぶない場所があるか、どこににげればいいかを「ハザードマップ」という地図でかくにんしておくことが大切です。

ルラスタコラム

火山が噴火したときに飛んでくる「大きな石」は、時速300キロメートル以上のスピードで飛んでくることもあるんだよ。だから、噴火のサインが出たら、できるだけ早く遠くへにげることが一番大切なんだね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 噴火警戒レベルが「5」になったとき、住民がとるべき行動は何ですか。
居住地域から速やかに立ち退き、安全な場所へ移動することです。
【応用】 火山噴火の際、建物の上階に逃げる「垂直避難」よりも、遠くへ離れる「水平避難」が推奨されるのはなぜですか。
火砕流や大きな噴石は建物を破壊するほどの威力があり、屋内に留まる「垂直避難」では命を守れない危険性が高いためです。
【実践】 災害時に住民に対して「避難指示」を出す権限を持っているのは誰ですか。
市町村長(自治体の長)です。災害対策基本法に基づき、住民の生命を守るために発令されます。

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