一般小学生
まとめ
【定義】
赤さびとは、鉄が湿った空気中で酸素および水と反応して生成される、赤褐色の酸化物の総称である。化学的には、水和した酸化鉄(III)(Fe2O3・nH2O)を主成分とする。
まとめ
鉄が酸素と水によって酸化・腐食される現象。非常に脆い多孔質の膜であるため、内部まで腐食を進行させる性質を持つ。
解説
赤さびは、鉄の表面で進行する電気化学的な腐食反応によって生じる。鉄が水分と酸素にさらされると、鉄原子が電子を失って鉄イオンとして溶け出し、水中の水酸化物イオンと反応して水酸化鉄を形成する。これがさらに酸化されることで、安定した赤褐色の酸化鉄(III)水和物へと変化する。
一般的な化学反応式:4Fe + 3O2 + 6H2O → 4Fe(OH)3
赤さびの大きな特徴は、その構造が疎(隙間が多い)である点である。一度表面に発生すると、その隙間からさらに水分や酸素が鉄の内部へと浸入するため、腐食が深部まで止まることなく進行する。これは、鉄の表面に緻密な膜を作って内部を保護する「黒さび(四酸化三鉄)」とは大きく異なる性質であり、金属製品の強度を著しく損なう要因となる。
小学生のみなさんへ
鉄がぬれたり、空気にずっとふれたりしていると、茶色くなってボロボロになることがあります。これを「赤さび」といいます。公園のブランコや、雨のあとの自転車のチェーンなどが茶色くなっているのを見たことはありませんか?これは鉄が空気中の酸素や水と仲良くなって、別のものに変身してしまった姿です。さびが進むと鉄が弱くなって壊れてしまうので、ぬれたらふいたり、ペンキをぬったりして守ってあげることが大切です。
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