過塩素酸アンモニウム

過塩素酸アンモニウム

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

固体燃料酸化剤ロケット工学化学

解説

塩素酸アンモニウムは、酸素がほとんど存在しない宇宙空間でロケットが燃料を燃やすために不可欠な物質です。通常、地上で物を燃やすには周囲の空気から酸素を取り込みますが、ロケットは自ら酸素の供給源となる「酸化剤」を燃料と共に積み込むことで、真空の宇宙空間でも激しい燃焼反応を可能にしています。

固体燃料ロケットでは、この過塩素酸アンモニウムの粉末を、燃料となるアルミニウム粉末や、それらを結合させるゴム状の樹脂(バインダー)と均一に混ぜ合わせて成形します。この推進剤は一度点火すると爆発的に燃焼し、発生した膨大なガスを後方に噴射することで、巨大な機体を加速させる強力な推進力を生み出します。

コラム

日本の消防法では「第1類危険物(酸化性固体)」に指定されており、衝撃や摩擦、高温を避けるなど厳重な管理が必要です。また、燃焼時に発生する塩素系ガスが環境に与える影響を低減するため、近年ではよりクリーンな酸化剤や推進システムの開発も進められています。

小学生のみなさんへ

ロケットが宇宙うちゅうへ行くとき、エンジンの中で燃料ねんりょうを燃やしてすごい力で飛び出します。でも、宇宙うちゅうには空気がなくて、火を燃やすために必要な「酸素さんそ」もありません。そこで、ロケットはあらかじめ酸素さんその代わりになる「酸化剤さんかざい」という物質ぶっしつを積んでいきます。

その代表的なものが「過塩素酸かえんそさんアンモニウム」です。これは白い粉のような見た目をしていて、熱を加えるとたくさんの酸素さんそを出す性質せいしつがあります。これを燃料ねんりょうと混ぜて固めたものが「固体燃料こたいねんりょう」になります。

日本のロケットにもたくさん使われていて、宇宙うちゅうへ荷物を運ぶための大切な役目を果たしているんですよ。

ルラスタコラム

ロケットの火がとても大きいのは、短い時間にものすごい量の燃料ねんりょう酸素さんそを反応させているからです。一気に燃やすことで、重いロケットを空高く押し上げるパワーを作っているんですね。

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