まとめ
- 底面が平らで上部が細くなった円錐形のガラス製容器であり、薬品の混合や加熱、気体の発生実験に広く用いられる。
- 口が狭いため、液体を振り混ぜても中身が外に飛び散りにくく、ゴム栓やガラス管を装着して密閉系を構築しやすい構造を持つ。
- 中和滴定や、金属と酸の反応による気体発生量の測定など、物質の量的関係を分析する実験において主要な反応容器として機能する。
解説
三角フラスコは、その独特な形状から実験において多目的な役割を果たします。底面が広く安定しているため、机の上に置いた際に倒れにくく、かつ上部に向かって細くなる構造は、液体を激しく攪拌(かくはん)しても飛散を防ぐ効果があります。このため、指示薬の変化を観察しながら容器を振る必要がある中和滴定などの操作に最適です。
また、気体発生装置の心臓部としても多用されます。例えば、二酸化マンガンに過酸化水素水を加えて酸素を発生させたり、石灰石に塩酸を加えて二酸化炭素を発生させたりする際、三角フラスコ内に固体を入れ、上部から滴下ロートで液体を注ぎ込む構成が一般的です。発生した気体は、ゴム栓を通したガラス管から水上置換法や上方・下方置換法によって集められます。この際、反応物の量と発生する気体の体積には比例関係があり、一方が消費し尽くされると反応が止まるという化学量論的な法則を学ぶための重要な教材となります。
三角フラスコは、底が平らで上が細くなっている、ガラスでできた実験の道具です。理科の実験で、液体を混ぜたり、あわを出してガスを発生させたりするときによく使われます。
この形には、とても便利な特徴があります。下が広くてどっしりしているので倒れにくく、上が細いので、手で持ってシャカシャカ振っても中身が外に飛び出しにくいのです。また、細い口にゴムのせんをしやすいので、出てきたガスをストローのような管で別の容器に集めるのにも向いています。
酸素や二酸化炭素を作る実験などで大活躍する、理科室には欠かせない大切な道具の一つです。
三角フラスコを横から見ると三角形に見えますが、実はドイツのエルレンマイヤーさんという学者が発明したので、世界では「エルレンマイヤー・フラスコ」という名前で呼ばれることが多いんですよ。
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