一般小学生
まとめ
- 中東に位置し、イスラエルとの国境に世界で最も低い場所にある塩水湖「死海」を擁する国。
- 死海は極めて高い塩分濃度を持ち、液体の密度と浮力の関係を学ぶ上で重要な地理的・科学的対象である。
- 国土の大部分が砂漠地帯であり、ヨルダン地溝帯という巨大な断層系の一部を構成している。
解説
ヨルダンはアラビア半島の北西部に位置する国で、その地理的特徴の象徴が西側の国境に広がる「死海」です。死海はアフリカ大地溝帯から続くヨルダン地溝帯の底部に位置し、湖面の標高は海面下約430メートルと、陸地における地球上の最低地点として知られています。
理科の学習、特に「ばね・浮力・圧力」の単元において、死海は密度の高い液体が生み出す強力な浮力の具体例として扱われます。この地域は気温が高く降水量が極めて少ないため、流入した河川水が激しく蒸発します。その結果、塩分濃度が約30%から34%(通常の海水の約10倍)にまで上昇し、水の密度が非常に大きくなります。物体が受ける浮力は、その物体が押しのけた液体の重さに等しいため、密度の高い死海の水は人間を容易に浮かせるほどの強い上向きの力を発生させるのです。
小学生のみなさんへ
ヨルダンは、中東という地域にある国です。この国のすぐそばには「死海」という、世界で一番低い場所にある有名な湖があります。
死海は、ふつうの海よりも塩分がとても濃いのがとくちょうです。とても暑い場所にあるので、水がどんどん蒸発して、塩だけがのこってしまうからです。水の中に塩がたくさんとけると、水の「密度(ぎゅっとつまったこさ)」が大きくなります。
水に何かが浮く力(浮力)は、水の密度が大きいほど強くなります。そのため、死海では人間が力をぬいても、ぷかぷかと魔法のように浮くことができるのです。
ルラスタコラム
死海は「海」という名前がついていますが、実はまわりを陸にかこまれた大きな湖です。あまりに塩分が強すぎて、魚などの生き物が住めないことから「死んだ海(死海)」と呼ばれるようになりました。
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