まとめ
- 電気回路において、豆電球などの抵抗器を通らずに導線同士が直接つながり、回路全体の抵抗が極めて小さくなる現象です。
- オームの法則に従い、抵抗が限りなくゼロに近づくことで過大な電流が流れ、発熱や発火の原因となります。
- 「短絡」とも呼ばれ、意図しないバイパス回路が形成されることで、本来の負荷(電球など)に電流が流れなくなります。
解説
電気には「抵抗が小さく、より流れやすい経路を優先して流れる」という性質があります。通常の回路では、豆電球やモーターといった負荷が抵抗となり、電流の大きさが適切に制御されています。しかし、導線の被覆が剥がれて接触したり、誤った配線を行ったりすると、これらの抵抗を介さないルート(バイパス)が形成されます。これがショート(短絡)です。
物理的な原理としては、オームの法則(I = V / R)で説明されます。電圧(V)が一定の状態で抵抗(R)が極小になると、電流(I)は反比例して急激に増大します。この過電流は、導線や電源において激しいジュール熱を発生させ、被覆の溶解や火災、電源の破裂といった重大な事故を引き起こすリスクがあります。
電気には「通りやすい道を選んで流れる」という性質があります。ふつう、電気は豆電球などの「ていこう(電気の流れをじゃまするもの)」を通って流れます。しかし、電池のプラスとマイナスを、豆電球を通さずに直接つないでしまうことがあります。これを「ショート」または「短絡」といいます。
ショートすると、電気をじゃまするものがなくなるため、一気にものすごい量の電気が流れます。すると、電池や導線が急に熱くなって火事の原因になったり、電池がすぐになくなってしまったりします。また、電気がショートした道ばかりを通るため、つないでいた豆電球は消えてしまいます。
おうちのコンセントにぬれた手でさわったり、切れたコードを使ったりするのもショートの原因になり、とてもあぶないです。電気を使うときは、正しいつなぎ方を守ることが大切です。
電池をショートさせると、あっという間に電池が熱くなって、やけどをすることもあります。実験をするときは、導線だけでプラスとマイナスをつながないように気をつけましょう。
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