まとめ
解説
地球の表面を覆うプレートが別のプレートの下に沈み込む際、地下のマントルの中へ突き出た板状の塊を「スラブ」と呼びます。海洋プレートは誕生してから時間が経過するほど冷却されて密度が高まり、重くなります。そのため、海溝に達すると自重によってマントル深部へと沈み込んでいきます。
この沈み込むスラブが後続のプレートを引っ張る力は「スラブ引力(スラブプル)」と呼ばれ、プレート運動を動かす主要な原動力の一つと考えられています。また、スラブは周囲のマントルに比べて温度が低いため、深部でも岩石が脆性破壊を起こしやすく、深さ数百キロメートルに達する「スラブ内地震(深発地震)」を発生させる原因となります。
| 比較項目 | プレート境界地震 | スラブ内地震 |
|---|---|---|
| 発生場所 | プレート同士の境界 | 沈み込んだスラブの内部 |
| 震源の深さ | 比較的浅い(数十km) | 深い(最大約700km) |
| 津波の発生 | 海底が動くと発生しやすい | 深い場合は発生しにくい |
地球の表面は「プレート」という大きな岩の板でできています。このプレートが、別のプレートの下に沈み込んで、地下深くへ入っていった部分のことを「スラブ」といいます。
海の下にあるプレートは、長い時間をかけて冷えると重くなります。重くなったプレートは、自分の重みでどんどん地下深くへと落ちていきます。このとき、後ろにあるプレートをグイグイ引っ張る力(スラブプル)が、地球の地面を動かす大きな力になっているのです。
スラブはまわりのマントルよりも温度が低いため、地下深くでも岩がパリンと割れて地震が起きることがあります。これを「スラブ内地震」と呼びます。地震が起きたときに津波が来るかどうかは、この震源の深さが関係しています。スラブの深いところで起きた地震は、海の水を持ち上げることが少ないので、津波が起きにくいという特徴があります。
世界で一番深い地震は、地下700キロメートルより深い場所で起きたことがあります。そんなに深い場所までプレート(スラブ)が届いているなんて、地球の力はすごいですね!
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