水中根

水中根

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • ウキクサなどの水生植物に見られ、水中に伸びて養分酸素を取り入れる働きをする根のこと。
  • 植物の根が持つ「吸収」「支持」「貯蔵」という役割のうち、特に水圏での吸収に特化している。
  • 根の先端にある成長点伸長帯の働きによって成長し、環境に合わせて形態を変化させた一例である。
理科植物のつくり水中根水生植物

解説

植物の根には、主に「吸収」「支持(支え)」「貯蔵」という3つの大きな役割があります。根の先端付近には根毛があり、表面積を広げることで効率よく水や肥料を吸収します。吸収された成分は道管を通って茎や葉へ運ばれ、逆に葉で作られた養分は師管を通って根へと運ばれます。

根が伸びる仕組みについては、先端部分にある「成長点」で新しい細胞が作られ、そのすぐ上にある「伸長帯」で細胞が縦に伸びることで成長が進みます。ソラマメの根を用いた実験では、先端から1mm間隔で印をつけると、先端に近い部分ほど印の間隔が広がることから、この先端付近が最も活発に成長していることがわかります。

水中根は、こうした根の基本的な仕組みを持ちつつ、水面に浮かぶウキクサなどのように、土の中ではなく水中で生活するために適応した形態です。土に根を張る必要がないため、支持機能よりも水中の養分や溶存酸素を効率的に取り込むことに特化しています。

コラム

植物は環境に応じて根の形を多様に変化させます。トウモロコシのように地上部分の茎から伸びて体を支える「支柱根」や、呼吸のために地上に突き出る「呼吸根」などがあります。水中根もこうした環境適応の成果であり、水耕栽培(ハイドロカルチャー)などで見られる根も、機能的には水中根に近い性質を持っています。

小学生のみなさんへ

ウキクサなどの、水にうかんで生活する植物に見られる根のことを「水中根」といいます。ふつう、植物の根は土の中にのびていきますが、水中根は水の中に直接のびて、水にとけこんでいる養分や酸素さんそを取り入れるはたらきをしています。

根には、植物の体をささえたり、栄養をたくわえたりする大切な役目があります。根の先の方には「成長点」という新しい細胞さいぼうが作られる場所と、その上の「伸長帯しんちょうたい」という細胞さいぼうがのびる場所があり、ここで根はどんどん長くなっていきます。

ソラマメの根の先に細かく印をつけて観察すると、先の方だけがぐんとのびるのがわかります。水中根も同じように、植物が生きていくために必要なものを集めるために、水の中で一生けんめいのびているのです。

ルラスタコラム

ウキクサは根が水の中にあるので、土がなくても育つことができます。でも、実はウキクサにも花がさくことがあるのを知っていますか?とても小さくてめずらしいので、もし見つけたらラッキーですよ!

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…