第1種のてこ

一般小学生

まとめ

解説

第1種のてこは、支点が中央付近にあるため、力を加える方向と物体が動く方向が逆になるのが特徴です。物理的なつり合いを考える際には「モーメント」という概念を用います。これは「支点からの距離 × 加える力」で計算され、左右のモーメントが等しくなったときに棒は水平静止します。支点から力点までの距離を長く、支点から作用点までの距離を短く設定すれば、小さな力で重いものを持ち上げることが可能になります。

また、実際の計算問題では「棒自体の重さ」を考慮する必要があります。太さが一様な棒であれば、その中心(重心)にすべての重さがかかっているとみなしてモーメントを計算します。さらに、この原理を円運動に応用したものが「輪軸」です。輪軸は、半径の異なる円筒が同じ軸で回転する仕組みですが、回転の中心を支点とみなせば、半径の比を利用して力を変換する第1種のてこと同じ仕組みであることがわかります。

コラム

てこには第1種から第3種までの分類がありますが、第1種は最も汎用性が高く、精密な作業から力仕事まで幅広く利用されます。例えば、ピンセット第3種のてこ(作用点が端)ですが、はさみは第1種です。このように、支点の位置がどこにあるかを確認することで、その道具が「力を大きくするため」のものか「細かな動きを伝えるため」のものかを判別することができます。

小学生のみなさんへ

てこには3つの種類がありますが、その中でも「支点してん」が真ん中にあるものを「第1種のてこ」と呼びます。公園にあるシーソーを思い浮かべてみてください。真ん中の動かない部分が「支点してん」、自分が座る場所が「力点りきてん」、反対側の友達が座る場所が「作用点さようてん」になります。

このてこの特徴は、力を入れる方向と動く方向が反対になることです。自分が下に座ると、反対側の友達は上に上がりますよね。また、はさみや釘抜くぎぬきもこの仲間です。支点からのきょりを工夫することで、かたいものを切ったり、重いものを持ち上げたりすることができる便利な仕組みです。

ルラスタコラム

古代ギリシャの科学者アルキメデスは、「私に長い棒と支える場所をくれれば、地球だって動かしてみせよう」と言ったそうです。てこの原理を使えば、どんなに重いものでも動かせるという自信のあらわれですね。

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