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光の直進

一般小学生

まとめ

光の直進
光が均一な物質の中や真空中で、遮るものがない場合に真っ直ぐに進む性質
  • 光は均一な媒体において最短距離を直線的に進行する
  • 物体に遮られた際に影ができるのは、光が物体の背後に回り込まず直進するためである
  • ピンホールカメラにおいて像が上下左右逆転して映る現象の根本的な原理となる

解説

光の直進は、幾何光学における最も基本的な法則です。光は空気や水、ガラスといった均一な物質の中、あるいは真空中を進むとき、外部からの干渉がない限り直線的に進行します。この性質により、光源と物体の位置関係から影の形を正確に予測することが可能です。

ピンホールカメラ(針穴写真機)は、この性質を利用した代表的な装置です。小さな穴を通過した光が直進するため、穴の反対側にあるスクリーンには、物体の上の部分からの光が下に、下の部分からの光が上に到達し、結果として上下左右が逆転した実像が結ばれます。スクリーンの位置を変えることで、像の性質は以下のように変化します。

項目 スクリーンを穴から遠ざける スクリーンを穴に近づける
像の大きさ きくなる 小さくなる
像の明るさ 暗くなる 明るくなる
コラム

光の直進性は、日常生活の多くの場面で観察されます。例えば、雲の切れ間から太陽光が筋状に降り注ぐ「薄明光線(天使のはしご)」や、レーザーポインターの鋭い光の筋などが挙げられます。ただし、光は常に直進するわけではありません。異なる物質の境界面に斜めに入射する際には「屈折」が起こり、非常に小さな隙間や物体の縁を通る際には「回折」という現象によってわずかに回り込む性質も持っています。しかし、一般的なマクロな視点においては、光は直進するものとして扱われます。

小学生のみなさんへ

光は、空気の中や水の中をまっすぐに進む性質を持っています。これを「光の直進ちょくしん」といいます。

例えば、天気のいい日に木の葉の間から地面に差し込む光がまっすぐな線に見えたり、夜に懐中電灯かいちゅうでんとうで遠くをてらしたときに光の道が見えたりするのは、光がまっすぐに進んでいるからです。また、自分の影ができるのも、光が体の後ろ側に回り込まずにまっすぐ進もうとするためです。

ピンホールカメラという小さな穴をあけた箱を使うと、光がまっすぐ進むせいで、中のスクリーンには外の景色けしきが上下左右ぎゃくさまに映ります。これは、上のほうから来た光が穴を通って下のほうへ、下のほうから来た光が穴を通って上のほうへまっすぐ進むために起こる現象です。

ルラスタコラム

日食月食という不思議な現象も、光がまっすぐに進むからこそ起こります。太陽の光を月がさえぎったり、地球の影の中に月が入ったりすることで、光が届かない場所ができるのです。光がまっすぐ進む性質は、宇宙の大きな仕組みにも関係しているのですね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 光が均一な物質の中をまっすぐに進む性質を何といいますか。
光の直進
【応用】 ピンホールカメラにおいて、スクリーンを穴から遠ざけたとき、映し出される像の「大きさ」と「明るさ」はそれぞれどのように変化しますか。
像の大きさは大きくなり、明るさは暗くなる。
【実践】 ピンホールカメラのスクリーンに映る像が、実物に対して上下左右逆さまになる理由を説明しなさい。
物体の上部や下部から出た光が、小さな穴を通過する際に直進し、反対側のスクリーンの逆の位置に到達するため。

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