学習目安 | 小: B | 中: B | 高: C

8分目

一般小学生

まとめ

8分目
アルコールランプに燃料を補充する際の安全上の上限量であり、容器の容積の約8割を指す指標

解説

理科実験でアルコールランプを使用する際、燃料である無水エタノールなどを補充する量は「8分目」が適切とされています。これには主に2つの安全上の理由があります。一つは、芯を差し込んだ際の体積移動によってアルコールが溢れ出すのを防ぐためです。もう一つは、燃焼時の熱によって内部の燃料が熱膨張し、容器の隙間から漏れ出すリスクを回避するためです。

燃料が多すぎると漏出による引火や火災の原因になりますが、逆に少なすぎても問題が生じます。燃料が極端に少ないと、芯がアルコールを十分に吸い上げられず、芯そのものが燃え尽きてしまう原因になるためです。以下の表に、燃料の量による状態の違いをまとめます。

燃料の量 起こりうるリスク 状態の評価
満タン 溢れ出しによる引火・火災 非常に危険
8分目 安全な燃焼と芯の保護 適切
3分目以下 芯の焼損・火力の不安定 不適切
コラム

アルコールランプの操作には他にも重要な注意点があります。火を消す際は、口で吹き消すのではなく、ふたを横から被せて空気を遮断します。一度被せた後にふたを少し浮かせてから再度被せ直すのが正しい手順です。これは、ふた内部の空気が冷えて気圧が下がり、ふたが取れなくなるのを防ぐためです。また、ビーカーなどを直接火にかけて加熱する際は、熱を均一に伝えるために三脚金網(セラミック付き金網)を使用します。

小学生のみなさんへ

アルコールランプにアルコールを入れるときは、入れすぎないように「8分目(はちぶんめ)」までにしましょう。これは、容器の8わりくらいまでの高さのことです。中身がいっぱいすぎると、アルコールが外にこぼれて、火がついてしまうことがあり、とてもあぶないからです。実験をするときは、かならずこの約束を守りましょう。

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