一般小学生
まとめ
- 相同器官
- 現在は形や働きが異なっていても、もとは同じつくりであったと考えられる体の部分
解説
相同器官(そうどうきかん)とは、生物の進化の過程において、共通の祖先が持っていた器官が、それぞれの環境に適応して形や働きを変化させたものを指します。例えば、ヒトの腕、コウモリの翼、クジラの胸びれ、鳥の翼は、見た目や用途は全く異なりますが、内部の骨格構造を詳しく調べると、上腕骨や橈骨といった基本的な骨の組み合わせが共通しています。
これは、脊椎動物の共通の祖先が持っていた前肢が、空を飛ぶ、海を泳ぐ、物を掴むといったそれぞれの生活様式に合わせて変化した「適応放散」の結果です。相同器官の存在は、生物が共通の祖先から枝分かれして進化してきたことを示す重要な証拠となります。
| 比較項目 | 相同器官 | 相似器官 |
|---|---|---|
| 起源(もとの形) | 同じ(共通の祖先) | 異なる |
| 現在の働き | 異なることが多い | 同じ(似ている) |
| 例 | ヒトの腕とクジラのひれ | 鳥の翼とチョウの羽 |
小学生のみなさんへ
みんなの「うで」と、コウモリの「つばさ」、クジラの「むなびれ」は、見た目も使いかたもぜんぜんちがうよね。でも、中にある「ほね」を調べてみると、実は同じようなならび方をしているんだ。これは、大昔にいた共通の先祖からわかれて、海や空などのちがう場所でくらしやすいように形が変わっていったからだといわれているよ。このように、もとは同じだった体の部分を「相同器官(そうどうきかん)」と呼ぶんだ。
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