学習目安 | 小: A | 中: A | 高: B

カバーガラス

カバーガラス

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

カバーガラス
顕微鏡観察において、スライドガラス上の試料を保護し、厚みを均一に保つためにその上から被せる薄い板状のガラス
  • 試料を平らに押し広げることで、顕微鏡のピントを合わせやすくする
  • 対物レンズが水分や薬品で汚れたり、物理的な接触で傷ついたりするのを防ぐ
  • 試料の乾燥や移動を抑制し、安定した観察環境を維持する

解説

カバーガラスは、厚さが約0.1〜0.2mmという非常に薄い透明なガラス板です。顕微鏡でプレパラートを作る際、スライドガラスに載せた観察物(試料)の上から被せて使用します。

主な役割は、試料を一定の厚みに押し広げて光の通り道を均一にすることです。これにより、高倍率でも鮮明な像を得ることができます。また、顕微鏡の対物レンズは試料に非常に近づくため、液体がレンズに付着したり、レンズが試料に直接触れて傷ついたりするのを防ぐ防護壁としての役割も果たします。

比較項目 スライドガラス カバーガラス
主な役割 試料を載せる土台 試料の保護・均一化
厚さ 約1.0〜1.5mm 約0.1〜0.2mm
配置場所 試料の下側 試料の上側
コラム

カバーガラスを載せる際は、気泡が入らないように注意が必要です。まずカバーガラスの端をスライドガラスに当て、針などを使ってゆっくりと斜めに倒していくのがコツです。もし気泡が入ってしまうと、顕微鏡で見たときに黒い輪のように見え、観察の邪魔になってしまいます。

また、顕微鏡の操作手順も重要です。レンズは接眼レンズから先に、次に対物レンズを取り付けます。ピントを合わせるときは、まず真横から見ながら対物レンズとプレパラートをギリギリまで近づけ、その後、接眼レンズを覗きながら遠ざける方向に調節ネジを回します。これは、レンズとカバーガラスがぶつかって破損するのを防ぐためです。

小学生のみなさんへ

顕微鏡けんびきょうで小さなものを見るとき、台になるガラスの上に観察したいものをのせます。その上から、さらにうすいガラスをかぶせます。これが「カバーガラス」です。

カバーガラスには、大切な役わりが3つあります。1つめは、観察したいものを平らにして、ピントを合わせやすくすること。2つめは、水や液体えきたいがレンズにつかないように守ること。3つめは、観察したいものがかわかないようにすることです。

カバーガラスはとてもうすくて、指で少し力を入れるだけでパリンとわれてしまいます。あつかうときは、はしっこをそっと持つようにしましょう。また、かぶせるときに気泡きほう空気のあわ)が入ると、黒い丸が見えてじゃまになるので、ゆっくりたおすのがコツですよ。

ルラスタコラム

顕微鏡けんびきょうで見ている世界は、実は上下左右がぎゃくさまになっています。そのため、見たいものを右に動かしたいときは、プレパラートを左に動かさなければなりません。まるで鏡の中を操作しているような、不思議な感覚が味わえますよ。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 カバーガラスの主な役割を2つ答えなさい。
試料を平らに押し広げてピントを合わせやすくすることと、対物レンズが汚れや接触で傷つくのを防ぐこと
【応用】 プレパラートを作るとき、カバーガラスを端からゆっくり倒して載せるのはなぜですか。
ガラスの間に気泡(空気のあわ)が入るのを防ぎ、観察の邪魔にならないようにするため
【実践】 顕微鏡で対物レンズをプレパラートに近づけるとき、接眼レンズを覗かずに横から見て操作するのはなぜですか。
レンズとカバーガラスがぶつかって、レンズやプレパラートが破損するのを防ぐため

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…