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プレパラート

一般小学生

まとめ

プレパラート
顕微鏡で観察するために、スライドガラスに試料をのせてカバーガラスで固定した標本
  • 観察対象を平坦に固定することで、ピントを合わせやすくする役割がある
  • カバーガラスを被せることで、対物レンズが水滴や試料で汚れるのを防ぐ
  • 顕微鏡の像は上下左右が逆になるため、プレパラートを動かす方向には注意が必要である

解説

プレパラートの作成には、厚みのある「スライドガラス」と、非常に薄い「カバーガラス」を使用します。作成の基本手順は、まずスライドガラスの中央に試料を置き、必要に応じて水や染色液を1滴垂らします。次に、カバーガラスを端から立てるようにして、ピンセットなどを用いて空気が入らないよう45度の角度から静かに倒していきます。気泡が入ると観察の際に妨げになるため、慎重な操作が求められます。

プレパラートを構成する2種類のガラスには、以下の違いがあります。

項目 スライドガラス カバーガラス
厚さ 厚い(約1.0〜1.2mm) 非常に薄い(約0.17mm)
役割 試料をのせる土台 試料の固定・レンズの保護
材質 主にソーダガラス 高品質な光学ガラス

顕微鏡の正しい使い方として、レンズは「接眼レンズ」から先に、次に「対物レンズ」の順に取り付けます。これは鏡筒内に埃が入るのを防ぐためです。ピントを合わせる際は、真横から見ながら対物レンズをプレパラートに極限まで近づけ、その後、接眼レンズを覗きながら遠ざける方向に調節します。これにより、レンズとプレパラートが衝突して破損する事故を防ぐことができます。

コラム

顕微鏡で観察している像は、実物に対して上下左右が逆になっています。そのため、視野の右上に外れそうな対象を中央に戻したい場合は、プレパラートを「右上」に動かす必要があります。この操作は慣れが必要なポイントです。

また、プレパラートには、水などを用いて一時的に作成する「一時プレパラート」と、カナダバルサムなどの封入剤で密閉し、長期間保存できるようにした「永久プレパラート」の2種類があります。学校の理科室にある植物の細胞や組織の標本などは、多くが永久プレパラートとして管理されています。

小学生のみなさんへ

顕微鏡けんびきょうで小さなものを観察するときに作る、観察用の板のことを「プレパラート」といいます。土台となる厚い「スライドガラス」の上に、見たいものをのせて、その上からとても薄い「カバーガラス」をかぶせて作ります。

プレパラートを作るときは、空気が入らないように気をつけるのがコツです。カバーガラスをななめにして、ゆっくりと倒すようにかぶせます。こうすることで、見たいものが平らになり、ピントが合いやすくなります。また、レンズがぬれたり汚れたりするのも防いでくれます。

顕微鏡けんびきょうで見ているときは、右にあるものを真ん中に持っていきたいなら、プレパラートを右に動かします。レンズを通すと上下左右が逆に見えるので、動かし方には少し練習が必要です。

ルラスタコラム

プレパラートという言葉は、ドイツ語で「準備されたもの」という意味があります。観察の準備をしっかり整えるための大切な道具なんですね。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 プレパラートを作成する際、気泡が入らないようにカバーガラスをどのように被せるのが適切か説明しなさい。
カバーガラスを端から立てるようにし、ピンセットなどを使って45度の角度から空気が入らないよう静かに倒して被せます。
【応用】 顕微鏡で観察中、見たいものが視野の「右上」にずれていた。これを中央に持ってくるためには、プレパラートをどの方向に動かせばよいか答えなさい。
右上に動かします。顕微鏡の像は上下左右が逆に見えているため、実物のプレパラートを動かした方向と反対に像が動きます。そのため、見たいものが右上にある場合は、そのまま右上へ動かすことで中央に移動します。
【実践】 プレパラートを作成する際、カバーガラスを使用する主な目的を2つ挙げなさい。
1つ目は、観察対象(試料)を平らに広げて固定し、ピントを合わせやすくすること。2つ目は、試料や液体が対物レンズに直接触れて汚れたり傷ついたりするのを防ぐことです。

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