緑青(ろくしょう)

一般小学生

まとめ

【定義】 銅が空気中の酸素や水分、二酸化炭素などと長時間反応することで、その表面に形成される青緑色の物質(さび)である。主成分は塩基性炭酸銅である。

銅の錆塩基性炭酸銅

まとめ

緑青は銅の表面を覆うことで内部の腐食を防ぐ保護膜となり、建築物や硬貨の耐久性を高める役割を持つ。

解説

緑青は、銅や青銅といった銅合金が湿った空気中に置かれることで生成される。化学的には、銅が酸化して酸化銅(II)となり、それがさらに水や二酸化炭素と反応して塩基性炭酸銅(CuCO3・Cu(OH)2)を形成するプロセスを指す。この物質は非常に緻密で安定しており、金属の表面に密着して酸素を遮断するため、内部まで腐食が進行するのを防ぐ性質(保護被膜)がある。歴史的な建築物の屋根や、自由の女神像、鎌倉の大仏が美しい青緑色をしているのは、この緑青によるものである。かつては猛毒であると広く信じられていたが、厚生省(現在の厚生労働省)による研究の結果、人体にはほぼ無毒であることが確認されている。

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