水力発電所

一般小学生

まとめ

再生可能エネルギー位置エネルギー電磁誘導揚水発電エネルギー革命

解説

水力発電の基本的な仕組みは、水の落差を利用したエネルギー変換にあります。ダムなどで堰き止められた水が導水管を通り、低い位置へと落下する際に生じるエネルギーで水車(タービン)を回転させます。この回転を発電機に伝えることで、電磁誘導の法則に基づき電気が発生します。

理科の学習においては、電流と磁界の関係が重要です。電流が流れると磁界が発生し、その磁界と磁石が反発・吸収し合うことでモーターが回転しますが、水力発電はこの逆の原理を利用しています。つまり、外部からの力(水流)でタービンを回し、磁界の中で導線を動かすことで電気を取り出しているのです。これは、化学変化を利用する乾電池とは異なり、物理的な運動を直接電気に変える効率的な方法です。

コラム

日本の発電史において、1960年頃までは水力が中心の「水主火従」時代でした。しかし、高度経済成長期需要増により、大量発電が可能な火力発電が主流の「火主水従」へと移行しました。現在では、二酸化炭素を排出しないクリーンな電源として再評価されています。

また、夜間の余剰電力で水を汲み上げ、昼間のピーク時に発電する「揚水発電」は、電力系統における巨大な蓄電池の役割を担っています。近年では、環境負荷を抑えた「中小水力発電」の導入も各地で進んでいます。

小学生のみなさんへ

水力発電所は、高いところから流れる水のいきおいを使って、電気を作る場所です。山の上にあるダムなどにためた水を一気に流し、その力で大きな車輪(タービン)を回します。

この車輪が回ると、つながっている発電機の中にある磁石じしゃくコイルが動き、電気が生まれます。これは、電気で動く「モーター」とは反対の仕組みです。電池のように中身がなくなってしまうことがなく、水があるかぎり何度でも電気を作ることができます。

水力発電は、空気をよごすガスを出さないので、地球にやさしい再生可能さいせいかのうエネルギーとして注目されています。日本は山が多くて雨もたくさんふるので、昔から水力発電がさかんに行われてきました。

ルラスタコラム

水力発電所の中には、夜の間にあまった電気を使って、下のダムから上のダムへ水をくみ上げておく「揚水発電ようすいはつでん」という仕組みもあります。これは、ダム全体を大きな電池のように使っているんですよ。

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