バイメタル

バイメタル

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

  • 熱膨張率温度変化に伴う体積や長さの変化率)が異なる2種類の金属板を貼り合わせた複合材料。
  • 加熱や冷却によって生じる金属間の伸びの差を、物理的な「曲がり」として取り出す性質を持つ。
  • 温度変化を感知して回路を遮断・接続するサーモスタットなどの制御素子として広く応用されている。

解説

物質は熱を得ると、それを構成する粒子の運動が活発になり、粒子間の距離が広がることで体積が増加します。これを「熱膨張」と呼びますが、その膨張の度合いは物質の種類によって固有の値を持ちます。金属の場合、アルミニウム、銅、鉄の順に熱膨張率が小さくなることが知られています。

バイメタルは、この膨張率の差を利用した仕組みです。例えば、膨張率の大きい金属と小さい金属を貼り合わせて加熱すると、一方がより長く伸びようとするため、膨張率の小さい金属側を内側(凹側)にして大きく湾曲します。逆に冷却した場合は、収縮の度合いが大きい方がより短くなるため、加熱時とは反対方向に曲がります。この予測可能な変形特性により、特定の温度に達した際に物理的に接点を離し、電流を止めるスイッチとしての役割を果たします。

コラム

バイメタルは、電気ポットやアイロン、電気コタツなどの家電製品において、過熱防止や一定温度の維持を目的としたサーモスタットに不可欠な部品です。また、住宅のブレーカー(配線用遮断器)にも使用されており、過電流による発熱を検知して回路を遮断する安全装置としても機能しています。

なお、一般的な物質は温度が上がると膨張しますが、水は例外的な挙動を示します。水が氷(固体)に変化すると体積は約1.1倍に増加し、水蒸気気体)になると約1600倍にまで急増します。このような物質ごとの特性を理解することは、物理学や工学における基礎となります。

小学生のみなさんへ

「バイメタル」は、あたためたときに長さがのび割合(熱膨張)がちがう、2まいの金属をぴったりはり合わせたものです。金属をあたためると、かたほうの金属は大きくのびようとしますが、もうかたほうはあまりのびません。そのため、バイメタルはどちらか一方に弓のように曲がる性質を持っています。このまがる動きを利用して、こたつやアイロンの温度が上がりすぎないように調節するスイッチなどに使われています。

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