一般小学生
まとめ
- 水銀の熱膨張を利用して体温を測定する、ガラス製の計測器具。
- 測定値の安定性が高く電池も不要だが、測定に5分から10分程度の時間を要する。
- 水俣条約による規制を受け、現在はデジタル式の電子体温計への置き換えが進んでいる。
解説
水銀体温計は、物質が熱によって体積を増す「熱膨張」という物理現象を応用しています。細いガラス管の中に封入された水銀が、体温によって温められることで膨らみ、管の中を上昇します。その到達した位置をメモリで読み取ることで、体温を特定します。
この器具の最大の特徴は、ガラス管の根元付近に設けられた「留点(りゅうてん)」と呼ばれる非常に細いくびれです。体温を測り終えて体から離すと、水銀は冷えて収縮しようとしますが、このくびれがあるために水銀柱が途切れて上部に残り、温度が下がっても目盛りが維持されます。これにより、正確な数値を落ち着いて確認することが可能になります。使用後は、体温計を強く振ることで遠心力を利用し、水銀を元の位置(球部)へ戻します。
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