トキ

一般小学生

まとめ

【定義】 かつて日本中に広く分布していたが、環境変化や乱獲により野生個体群が絶滅し、現在は人工飼育と放鳥による野生復帰が進められているペリカン目トキ科の鳥。学名はNipponia nippon。

まとめ

トキは日本の特別天然記念物に指定されており、かつては日本全土に生息していた。乱獲や農薬による餌の減少で野生個体は絶滅したが、現在は中国から提供された個体をもとに人工繁殖と放鳥が行われ、新潟県佐渡島を中心に野生復帰が進んでいる。

解説

トキは東アジアを代表する鳥であり、その学名が「ニッポニア・ニッポン」であることからも日本を象徴する鳥として知られる。明治時代以降、美しい羽毛を目的とした乱獲が進み、さらに戦後の農地開発や農薬使用により、餌となるドジョウやカエルが減少したことが絶滅の決定打となった。2003年に日本産最後の個体「キン」が死亡し、日本産の系統は完全に絶滅したが、現在は中国産の個体をペアリングして人工繁殖に成功している。佐渡市では環境整備と放鳥が継続されており、野生下での雛の誕生も確認されるなど、生物多様性保全の象徴的な事例となっている。

小学生のみなさんへ

トキは、むかしは日本中でふつうに見られた鳥でしたが、一度、野生のものはすべていなくなってしまいました。今は、中国からもらったトキを大切に育てて増やし、また日本の空へかえす「放鳥(ほうちょう)」という活動が行われています。白っぽくてきれいな羽をしていて、国の「特別天然記念物(とくべつてんねんきねんぶつ)」に指定されている、とても大切な鳥です。

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