- 左まわりのはたらき
- 支点を中心として、てこや物体を反時計回りに回転させようとする力の能率(モーメント)のこと
解説
物理学における「力のモーメント」を回転の向きで分類したもので、支点を軸に反時計回りに回転させようとする作用を指します。このはたらきの大きさは「支点からの垂直距離(腕の長さ)×力の大きさ」で定義され、てこが水平に静止している状態では、左まわりのはたらきの総和と右まわりのはたらきの総和が等しくなります。
計算においては、支点より左側におもりを下げる力だけでなく、支点より右側を上に引き上げる力も「左まわりのはたらき」として扱われます。複数の力が加わっている場合は、それぞれのモーメントを算出して合計することで、全体の回転バランスを判断します。
コラム
力のモーメントのつり合いは、支点以外の点を中心に考えても成立します。例えば、重さが無視できる棒に複数のおもりを吊るしてつり合わせる場合、どの位置を仮の支点(回転軸)に設定しても、左まわりと右まわりのモーメントは必ず一致します。これは構造計算や機械設計における基礎的な考え方です。