U形磁石

一般小学生

まとめ

物理電磁気磁気実験器具

解説

U形磁石は、棒磁石を折り曲げたような構造を持つことで、本来は離れているはずのN極とS極を近接させたものです。棒磁石の場合、磁力線は周囲の空間に広く拡散してしまいますが、U形磁石では両極の間に磁力線が密集します。これにより、極間の狭い範囲に極めて密度の高い、一様な磁界を形成できるのが最大の特徴です。

この特性は、中学校や高校の物理実験で多用されます。例えば、磁界の中に置いた導線に電流を流すと、導線が力を受けて動く現象(電磁力)を観察する際、U形磁石を用いることでよりはっきりとした動きを確認できます。また、モーターの仕組みを学ぶ際にも、界磁(磁界を作る部分)として重要な役割を果たします。

コラム

U形磁石を長持ちさせるためには、保管方法に注意が必要です。磁石は放置すると磁束が漏洩し、徐々に磁力が弱まってしまいます。これを防ぐため、保管時には「保磁鉄(ヨーク)」と呼ばれる鉄片を両極に密着させ、磁力線の回路を閉じるようにします。

また、実験でモーターを自作する際などは、エナメル線の被膜を適切に剥がすことが重要です。磁界の中でコイル半回転するごとに電流の向きを制御することで、U形磁石が作る磁界との反発・吸引を繰り返し、継続的な回転を得ることができます。

小学生のみなさんへ

U形磁石じしゃくは、アルファベットの「U」の形をした磁石じしゃくです。ふつうの棒の形をした磁石じしゃくを、ぐにゃっと曲げたような形をしています。

この磁石じしゃくの一番の特徴とくちょうは、N極とS極がとなりに並んでいることです。そのため、N極とS極の間に、とても強い磁石じしゃくの力が生まれます。理科の実験では、電気を流した棒を動かしたり、モーターを回したりするときに、この強い力を利用します。

使い終わったあとは、磁石の力が弱くならないように、両方の足のところに「ヨーク」という鉄の板をつけて片づけるのがルールです。

ルラスタコラム

なぜわざわざUの形に曲げているのでしょうか?それは、はなれていたN極とS極を近づけることで、磁石の力を一か所にギュッと集めて、より強力なパワーを出すためなのです。

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