まとめ
解説
電磁石は、軟鉄などの鉄芯の周囲に絶縁された導線を巻いたコイルで構成されます。コイルに電流を流すと、その周囲に磁界が発生し、内部の鉄芯が強く磁化されることで強力な磁石として機能します。この装置の最大の特徴は、電気エネルギーを磁気エネルギーへ変換する際の高い制御性にあります。
磁力の強さを変化させる要因を調べる実験では、調べたい条件(電流の強さや巻き数)のみを変え、他の条件を一定に保つ「対照実験」の考え方が重要です。例えば、乾電池を直列につないで電流を大きくした場合や、単位長さあたりの巻き数を増やした場合に、引きつけられる釘の数が増えることで磁力の強化を確認できます。
| 比較項目 | 永久磁石 | 電磁石 |
|---|---|---|
| 磁力の発生 | 常に発生している | 電流を流したときのみ |
| 極の入れ替え | 固定されており不可 | 電流の向きで変更可能 |
| 強さの調節 | 基本的には不可 | 電流や巻き数で調節可能 |
電磁石は、鉄のしんに導線をまいて、電気を流したときだけ磁石になる装置のことです。ふつうの磁石とちがって、スイッチを入れたり切ったりすることで、磁石の力をあやつることができます。
電磁石を強くするには、2つの方法があります。1つは、乾電池を直列につないで、流れる電流を大きくすること。もう1つは、導線をまく回数(まき数)を増やすことです。また、電池の向きを反対にすると、磁石のN極とS極も入れかわります。
この性質を利用しているのがモーターです。モーターの中では、電磁石の極を高速で切りかえることで、ずっと回りつづける工夫がされています。みんなのまわりにある、せんぷうきや、おもちゃの車など、動くものの多くに電磁石が使われています。
モーターに使われているエナメル線は、わざと「半分だけ」色をはがすことがあります。これは、電磁石の力を一瞬だけ切ることで、勢いよく回り続けさせるための工夫なんだよ。全部はがしてしまうと、磁石の力がぶつかり合って止まってしまうこともあるんだ。科学の知恵がつまっているね!
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