ろう

一般小学生

まとめ

  • 熱によって融解する性質を持ち、金属などの固体内部における熱の移動伝導)を視覚的に捉えるための指示薬として用いられる物質。
  • 熱は温度の高い方から低い方へと移動し、その伝わりやすさは物質の種類(熱伝導率)によって決定される。
  • 同じ形状の金属棒では、銅、アルミニウム、鉄の順に熱が早く伝わり、ろうの溶ける速さでその違いを確認できる。

解説

固体の中を熱が伝わっていく現象を「伝導」と呼びます。金属棒の一端を熱すると、熱は熱源に近い方から遠い方へと順に伝わっていきます。このとき、あらかじめ金属棒にろうを塗っておいたり、ろうでマッチ棒を固定しておいたりすることで、熱がどこまで到達したかを視覚的に確認することが可能です。

金属板を用いた実験では、中央を熱すると熱源を中心として同心円状にろうが溶け広がります。これにより、熱が全方位に向かって均等に伝わっていく様子を観察できます。物質にはそれぞれ熱の伝えやすさを示す「熱伝導率」があり、金属は一般的に非金属よりも大きな値を持つ良導体です。

コラム

熱伝導率を比較する際、銀の値を100とした基準が用いられることがあります。これに基づくと、銅は約92、アルミニウムは約54、鉄は約16という数値になります。この数値の差が、加熱実験においてマッチ棒が落下する順番(銅→アルミニウム→鉄)に直結しています。一方、空気や水などは熱を伝えにくいため、不良導体断熱材)として利用されることがあります。

小学生のみなさんへ

理科の実験で、金属のぼうや板に「ろう」をぬることがあります。これは、目に見えない熱がどのように伝わっているかを調べるためです。ろうは熱くなると溶けて液体になるので、どこまで熱が届いたかが一目でわかります。

金属のぼうのはしを熱すると、火に近いところから順番にろうが溶けていきます。また、どう、アルミニウム、鉄の3種類のぼうを同時に熱すと、一番早くろうが溶けるのはどうです。このように、熱の伝わる速さは物の種類によってちがいます。

熱が物の中を伝わっていくことを伝導でんどうといいます。熱は必ず、温度の高いところから低いところへと流れていく性質があります。

ルラスタコラム

ろうそくの「ろう」と同じものが実験でも使われます。ろうはだいたい50度から60度くらいで溶け始めるので、お湯や火の熱が伝わったことを確かめるのにちょうどいい材料なのです。

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