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金

出典: Wikipedia
一般小学生

まとめ

極めて反応性が低く、湿った空気中でも酸化されないため、美しい光沢を永続的に保つことができる貴金属

解説

金は化学的に非常に安定した元素であり、酸素や水と反応してさびることがほとんどありません。これは、金属が陽イオンになろうとする度合いを示す「イオン化傾向」が全金属の中で最小クラスであるためです。一般的な金属であるマグネシウムアルミニウムは、希塩酸などの酸と反応して水素発生しながら溶けますが、金はこのような反応を示しません。

比較項目 金 (Au) マグネシウム・アルミニウム等
イオン化傾向 極めて小さい 大きい
酸(塩酸など)への反応 反応せず溶けない 反応して水素を出しながら溶ける
空気中での安定性 酸化されず光沢を保つ 表面が酸化されやすい

金を溶解させるには、濃塩酸濃硝酸を3:1の体積比で混合した「王水」という特殊な液体が必要です。王水の中では、硝酸の強い酸化作用と塩酸から供給される塩化物イオンの働きにより、金が錯イオンを形成することで液体中に溶け出します。このように、金属の種類によって薬品に対する反応性が異なることは、化学における物質の同定や精錬において重要な指標となります。

コラム

金は優れた電気伝導性と耐食性を兼ね備えており、スマートフォンやPCなどの精密電子機器の接点材料として不可欠な存在です。また、純粋な金(24金)は非常に柔らかいため、銀や銅を混ぜて硬度を高めた「合金」として宝飾品に利用されることが一般的です。展性・延性にも極めて優れており、ごく少量の金から広大な面積の金箔を作ることが可能です。

小学生のみなさんへ

金は、とてもめずらしくて特別な金属きんぞくです。ふつうの金属きんぞくは、時間がたつと空気中の酸素さんそと結びついて「酸化さんか」し、さびてボロボロになってしまいます。でも、金はずっとキラキラした色のままで、さびることがありません。

また、金はとても強い性質を持っていて、ふつうの薬品では溶かすことができません。「王水おうすい」という特別な液体を使ったときだけ、溶かすことができます。この「さびにくい」「電気をよく通す」という特徴とくちょうをいかして、みんなが使っているスマートフォンやゲーム機の中にある、大切な部品にも金が使われています。

ルラスタコラム

金はとてもやわらかい金属で、たたいてうすくのばすと、光がすけて見えるほどペラペラにすることができます。これを「金ぱく」と呼び、お寺の建物や食べ物のかざりにも使われているんですよ。

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