学習目安 | 小: A | 中: B | 高: B

外側(の川岸)

一般小学生

まとめ

外側(の川岸)
川の蛇行部において、遠心力により流速が速く、侵食作用が強く働く側の岸
  • 流速が速いため、川岸や川底を削り取る侵食作用が活発に行われる
  • 水深が深く、攻撃面と呼ばれる急な崖が形成されるのが特徴である
  • 対照的な内側の岸では、流速が遅いため土砂が積もる堆積作用が起こる

解説

川が蛇行している地点では、水が直進しようとする慣性や遠心力の影響により、カーブの外側に強い水流が集中します。このため、外側の川岸では流速が非常に速くなり、土砂を削り取る「侵食作用」が卓越します。その結果、外側の岸は垂直に近い崖となり、これを「攻撃面」と呼びます。また、強い流れが川底も削るため、水深が非常に深くなるのが特徴です。

これに対し、カーブの内側では流速が減速するため、運ばれてきた土砂が積もる「堆積作用」が働きます。このように、一つの河川の中でも場所によって働く作用が異なるため、以下のような対照的な地形が形成されます。

比較項目 外側の川岸 内側の川岸
流速 速い 遅い
主な作用 侵食作用(削る) 堆積作用(積もる)
地形の特徴 急な崖(攻撃面)・深い淵 緩やかな河原(ポイントバー)
水深 深い 浅い
コラム

河川の調査実習では、外側と内側での堆積物の違いを調べることがあります。例えば、川原の石の大きさを調べる手順として、1m四方の枠内の石を大きい方から100個選び、一番長い部分の長さを測って棒グラフにまとめる手法があります。一般的に、流速の速い場所から運ばれてきた石は、流れが緩やかになる場所で重いものから順に沈んでいくため、場所によって石のサイズや形状に規則性が見られます。

また、外側の川岸は常に侵食を受けているため、大雨の際などは崩落の危険性が高く、土木工事では護岸を強化するなどの対策が取られる重要な箇所でもあります。

小学生のみなさんへ

川がカーブしているところでは、水の流れ方に大きな特ちょうがあります。カーブの外側は、水が勢いよくぶつかるため、流れがとても速くなります。そのため、まわりの土や岩をはげしくけずる「侵食しんしょく」というはたらきが強くなり、深い崖(がけ)ができやすくなります。

反対に、カーブの内側は水の流れがゆっくりになるので、上流から運ばれてきた砂や石がたまる「堆積たいせき」というはたらきが起こります。川遊びをするときは、外側は急に深くなっていて流れも速いので、とても危険です。かならず流れのゆるやかな内側の河原で遊ぶようにしましょう。

ルラスタコラム

川はどうして曲がるのでしょうか。最初はまっすぐな川でも、小さな石や地面のかたさの違いで、ほんの少し流れが変わります。一度曲がり始めると、外側がけずられ、内側に砂がたまることで、どんどん曲がり方が大きくなっていくのです。

テストでの問われ方・理解度チェック

【基礎】 川の曲がっている外側で、水が岸を削るはたらきを何というか
侵食作用(しんしょくさよう)
【応用】 川の外側と内側で、水の流れる速さと水深にはどのような違いがあるか
外側は流速が速く水深が深くなり、内側は流速が遅く水深が浅くなる
【実践】 川の外側の岸が急な崖になりやすいのはなぜか。「遠心力」と「侵食」という言葉を使って説明せよ
カーブを曲がる水の遠心力によって外側に強い流れが集中し、岸を強く削る侵食作用が働くため

記事の内容に誤りがありますか?

⚠️ 修正を提案する
ルラスタマップ (3層表示) フルサイズで表示 (5層) ↗
マップを生成中…

最近見た用語
履歴をチェックしています…